ぶどう山椒 粉さんしょう


(和歌山県)


「有田みかん」の産地としても


知られる有田川町産の


「ぶどう山椒」の果皮を乾燥させ、


すり潰して粉末状の調味料にした。


小瓶の蓋を開けて、料理にサッと一振り。


かんきつ系のさわやかな香りと、舌がしびれるような


辛さがくせになります。


名前の由来は、直径5ミリほどの大粒の実が


ブドウの房のようにつくこと。


山椒はミカン科で、


和歌山生産量は全国トップだ。


同町は昼夜の温度差が大きい山間地で、


果皮が厚く香り強い実に育つという。


収穫は5月下旬から


7月まで手作業で行われます。


かつては実をそのまま出荷していたが


1980年代から


農家が粉に加工し始めました。


他の品種より辛みが


まろやかとされ、


地元ではウナギのかば焼きやつくだ煮などを


引き立てる名脇役となっています。