大阪・亀井遺跡の石製品


大阪府八尾市と大阪市平野区にまたがる


亀井遺跡(弥生時代)で


1981年に出土した石製品11点(約2400年前、弥生前期)は、


国内最古の分銅とみられることが、奈良文化財研究所の


森本晋・国際遺跡研究室長の調査でわかった。


国内最古とされた長崎県壱岐市、原の辻遺跡で出土した


中国産の青銅製分銅より500年以上古いという。


11点は国内産とみられる輝緑岩や砂岩などで作られ、


直径1~4.5センチ、長さ3~8センチの円柱形。


製作中とみられる1点を除く10点は8.7~280グラムの


6種類に分かれ、重さは最も軽い1点に対し


約2, 4 ,8, 16, 32倍と規則性がある。


一緒に見つかった石杵に祭祀などに使う赤色顔料


「水銀朱」が付着しており、森本室長は


「顔料の重さを量るために使っていたのではないか」と


話している。


この石製品は、


大阪府和泉市の府立弥生生文化博物館で


18日~7月21日に公開する。


菅谷文則・奈良県立橿原考古学研究所(考古学)の話


「弥生前期に国内でこうした分銅が作られていたと


すれば驚きだ。商取引にも使っていたのではないか」