近江勢知る特別展
-安土城 考古博物館-
織田信長と戦った近江勢にスポットを当てた
特別展「しのぎをけづり、鍔をわり」が、
滋賀県近江八幡市の
県立安土城考古博物館で開催されています。
信長は南近江の六角氏や北近江の浅井氏と
それを支援する越前(福井県)の朝倉氏らと
戦火を交えたが、争ったのは
戦国武将だけではない。
湖東三山の一つ百済寺(東近江市)も、
六角氏に協力したとして1573年に攻められた。
その2年後の年紀を持つ同寺の懸仏には
「今度国主寺家没落、諸堂諸社一宇残らず焼失」との
墨書が残る。
また、安念寺(長浜市)が所蔵する平安時代の
通称「いも観音」は、信長に焼かれるのを
恐れて田に埋めて隠したと伝えられ、
白山神社(同市)の焼けた跡が残る同時代の
僧形坐像は信長との戦いで被災したと言われる。
当時の近江の人々の信長観が反映されているようで
興味深い。16日まで。同博物館
お問い合わせ
(0748-46-2424)