日本新薬(京都市)は27日、


中枢神経系に作用し、お酒を飲みたいという意欲そのものを


抑制する効果を持つアルコール依存症治療薬を発売。


医療用断酒補助剤「レグテクト錠333mg」で、


こうしたタイプの断酒剤は国内初


従来の断酒剤は、飲んだ人の体質を一時的に下戸に変えて、


少量の飲酒でも頭痛や吐き気を起こしやすくするものだった。


アルコール依存症は飲酒が習慣化し、


精神的にも肉体的にもお酒がやめられなくなる症状だ。


禁断症状が起こる患者もあり、


回復には生涯の断酒が必要とされるが、


時折生じる強烈な欲求に押され、


再び飲酒してしまうケースも少なくないという。


新薬はドイツの製薬会社が開発し、


既に世界24ヶ国で発売されているという。


日本新薬の臨床試験では、有効成分の入っていない


「偽薬」を使った場合に比べ、


断酒成功率は11ポイント高かったという。


新治療薬 発売