天台宗の礎を築いた慈覚大師・円仁(794~864)の


1150年遠忌の大法要が14日、


総本山・比叡山延暦寺(大津市)で


営まれた。


半田孝淳・第256世座主(95)をはじめ、


三千院や妙法院など


京都五箇室門跡の門主ら約250人が


円仁の遺徳をしのんだ。


円仁は宗祖・最澄の弟子で、第3世座主を務めた。


中国・唐で仏教を学び、


声明や経典を持ち帰った。


唐で見聞きした記録「入唐求法巡礼行記」(国宝)は


世界三大旅行記の一つ。


没後、最澄とともに初めて大師号を贈られた。


円仁の命日は1月14日だが、


大法要は季候のいい時期を選んだ。


読経や裏千家による献茶のほか、


ロックバンド「T-BOLAN」のボーカル・森友嵐士さんが


法要のイメージソングを披露。


阿純孝・宗務総長は


「厳粛かつ盛大に執り行うことができ、ありがたい」と


あいさつした。(ASAHI 岡田匠)