-特別展覧会-
15世紀から19世紀までの400年余り、画壇の中枢を連綿と占めた絵師の
家系が狩野派である。足利から織田、豊臣、徳川と支配者が
目まぐるしく交代するのを見届け、幕府御用絵師となって江戸へ移っていくなか、
創業の地の京都に残り「京狩野」と呼ばれた一門もいた。
その初代・狩野山楽(1559-1635)と養子の山雪(1590-1651)に脚光を当てた
展覧会が、京都国立博物館で開かれている。
襖絵、屏風などおよそ80件のうち、
山楽が約20件、山雪は約60件と2代目の方が多い。
「桃山絵画の巨匠だった山楽に比べ、あまり知られていない山雪を
見て欲しいという思いから始まった」(担当した山下善也・連携協力室長)という。
山雪の画風がどのように初代から引き継がれ、深まっていったのかを、
欧米に渡った山雪の4作品も借り受けて紹介する。(ASAHI 森本俊司)
狩野山楽・山雪
京都の狩野派は濃い。
秀吉に画才を見出され、永徳の画風を最も強く
受け継いだ有力弟子。
永徳亡き後、豊臣家の画事を引き受けたことが災いし、
豊臣残党狩りの標的に。窮地を救ったのは他でもない、
山楽自身の非凡な画才。二代将軍秀忠らの尽力で命をつなぎ
京の地で再び描き続け、濃厚な画風を跡継の山雪に
伝えました。
【日時】3月30日(土)-5月12日(日)
【場所】京都国立博物館
-KYOTO NATIONAL MUSEUM -
http://sanraku-sansetsu.jp/ ←HP
かつて表裏をなし明治初期までは妙心寺塔頭・天祥院の襖絵だったもの。
ミネアポリス美術館が所蔵する「群仙図」は初里帰り。
海を渡ってのちアメリカ中部のミネアポリスと東部ニューヨークに
離れ離れになっていた表裏の画面が、50年ぶりに、
故郷の京都で対面し、元の状態に復して展示されます。
主催:京都国立博物館
毎日新聞社、京都新聞社、
後援:文化庁、テレビ大阪
協力:日本航空、日本香堂
[狩野山楽・山雪]展へは、京阪電車が便利です
「七条駅」下車 東へ徒歩7分です