今日はK氏と一緒に出勤しました。
土曜日。
2人きりの社内で、お互い黙々と仕事をしました。
K氏は、先日S氏が落札してくれた案件の書類を整えたり、自分の担当している案件の図面を書いたり、来週の社長同士の集まる会議の資料を見たりということをやっていたようです。
少し前までは『週5日でやるべき内容を週6日かけてやる』という感じだったようですが、今は『昔なら終電近くまで残業して週5日ですませていた量を、今は平日の残業は8時頃までにして残りを土曜日にやる』という感じのようです。
少しずつ不安神経症も改善しているのかもしれません。
去年は、平日の勤務中にK氏の席に覗きに行くと、胸をおさえて顔を真っ赤にしてふんばって、どうにか耐えて席に座っている…ということが多かったのですが、今年は顔は真っ赤にはしてはいるものの、『もうどうでもいいから、こんな会社なんか投げ出して、K氏の手を引っ張ってここから脱け出させてあげたい』という自分の気持ちと戦うことも減りました。
でも正直なところ、土曜日は気楽です。
他の人達がいないから。
心を痛める場面を見なくて済むから。
――――これは出してはいけない、妻としての本音です。
今日、私は急ぎの仕事があったわけではなかったので、ほとんどの時間をアルバムに貼ってある竣工写真をデータ化する作業をしてました。
T氏が「この会社の強みはまさにこれ」と指を指した先にあったアルバム達は、かなり年期が入ったものが多いです。
今は竣工写真もデータでの受け渡しが主流となっていますが、10年ほど前までは専門の写真屋さんが現場で撮った写真を焼いて、アルバムに貼ってくれていました。
そのアルバムの作りにも歴史を感じることができます。
今日やったのは40年近く前のアルバムで、表紙と裏表紙がバラバラの1枚の厚紙で、それで写真貼付用の台紙を間にはさみ、金具でガチガチに止める…という作りでした。
2つある金具のうちの1つが取れてしまっており、バラバラになる直前の状態。
埃まみれで、写真もセピア色になってしまっています。
写真に写っていたのは小学校。
昇降口や水飲み場、トイレも昔はこうだったなぁ……ああ!印刷室!あった、あった!印刷室の前を通るとプーンとするインクの匂いが好きだったなぁ…
そんなことを思いながら1枚1枚データ化しました。
写真の中は、まさに自分が過ごした小学校時代の風景で、懐かしくて少し切なくなりました。
40年も前の建物ということで、もう建て変わっている可能性のほうが高いので、ホームページ等に載せるということもない写真達ですが、会社の足跡として、そして資料として残しておきます。
最近の学校は垢抜けてて格好いいなぁなんて感じますが、これも40年後には懐かしい風景になっているのでしょうね。
データ化が終わり、壊れた金具部分をなおそうと思ったらドライバーを使わないとダメで、K氏が手伝ってくれまさした。
終わると手がアルバムについていた埃で黒くなっていたので洗いました。
会社からの帰り道。
K氏も私もあちらこちらが痒くなり、もしかしたらアルバムの埃のせいかなぁなんて話しながら帰りました。
埃がかぶるほどの会社の歴史。
どうかこれからも積み重ねていけますように…。