以前勤めていた会社の関係で知り合ったコンサルタントの中に建築方面を専門にされている方がいます。

役員が変わるのが決まった頃に
・引き継ぎがない上に経営知識なし
・借入金がある
・資金はない
・新役員のチームワークはこれから強化
その他諸々………
が不安で、新役員に助言をしてくれる人はいないかと思い、何人かの建築コンサルタントの方々にSITS社のことを話しました。
自分の家族が新役員の1人であることを言ってしまうと、相手が気を使ったり言葉を選んだりするだろうから『友達のいとこの旦那さんの会社』という妙に微妙な感じで雑談の中で話しました。

結果は、手厳しい評価や解決策しか得ることはできませんでした。
「役員4人のうち一級建築士の資格を持っていない人には役員を降りてもらいなさい。願わくばそのまま辞めてもらいなさい。代わりに外から現役世代の一級建築士2名を役員として迎えなさい。あとは年金をもらいながらの勤務希望の高齢の一級建築士を2名迎えなさい。これで人件費を変えずに、設計会社としてのポイントが上がり、仕事が取りやすくなります。まずはそこからです。今の状態ではスペックが悪すぎて再建以前の問題です。」――補記すると、現在、会社人員の資格や経験等がポイント化されており、会社が保有しているポイントによっては入札に参加すらさせてもらえない……という実情があります。
「会社の顔である代表取締役が不安神経症とかありえない。その発症の原因が会社にあるのなら、“足を負傷したランナーに、今までよりも早く走れ”と言っているようなもの。コースが石だらけで走りにくくて負傷したのに“そこを靴を脱いで裸足で走れ”と言っているようなもの。普通は“なおるまで休みなさい”でしょう?周りにとっても本人にとっても、走って得になることはない。」
「1番仕事を取ってくる人が、それを理由に強気な発言をしたり協調性を乱したりするのなら、怖がらずにその人を切りなさい。“輪を乱すけど仕事ができる人”というのが会社をダメにする元凶です。」
「給料が安いボーナスが安いとほざく役員は、もはや“役員”ではなく“従業員”です。正に自分も、安い給料やボーナスしか払えないような会社の舵を取っている一員なんだという自覚があるのなら、恥ずかしくてそんなセリフは言えないはず」
「赤字経営のくせに『社長なんだからもっとあれをやってくれなきゃ』とか『営業担当なんだからもっと動けば?』とか、もっと言えば『それは俺の仕事じゃない』とか言ってるようなら、そんな会社は潰してしまえばいい。大丈夫!そんな奴等なら潰れても『俺のせいじゃないもん』と平気でほざいて、誰も傷つかないから」
「まずは皆が定時に出社しているっていう、フツーなら当たり前の状態にしてから相談してって感じ!」
…………………あとは何を言われただろう……とにかく低スペックな会社であることを指摘されました。
ある人は飲みの雑談で、ある人は移動途中で…というように、本当に軽いノリでの会話でしたが。

そして誰もが最後に
「一級建築士なら紹介できるよ!
いつでも声かけてって、お友達に言っといて!」


聞きながら、私は何を望んでいたんだろうと思いました。
自分で見てきたSITSの状態を、客観的にそして好意的に、否定や非難をしないでただ箇条書きで短めに話したつもりでした。
その箇条書きは、専門家から見ると、その何倍もの言葉数で否定するに等しい内容ばかりのようでした。

ああ……私は甘えていたんだ。
「大丈夫だよ!こうすれば上手くいくよ」「ここを頑張ればうまく切り抜けられるよ!」
そんな言葉を期待していたんだ……

こんなに
こんなに
建設的な意見を言ってもらえないような状況なんだ……



実はK氏の親友にコンサルタント業を営んでいる人がいて「建築方面のコンサルタントを紹介するよ」とK氏は言ってもらってたのですが。

勝手だけど、私は今はダメだなと判断し、予算がとれないことを理由にして保留にしました。
『K氏の友達の紹介』という前置きがつくコンサルタント相手では、都合が悪いことはスルーして聞かないタイプの人は、余計聞く耳を持たないだろうことも予測できましたし。それにより余計チームワークを悪くするのも怖かったです。
その頃の私は『4人』を今より信頼していなかったのでしょう。


私感ですが、コンサルタントは『会社の経営支援』に関してはプロだけど、それが第一であるが故にそこで働く人々のことは二の次になります。

私は『この4人』でうまく会社を立て直すための『答え』を求めてしまっていたのではないかと思います。。
ホントに甘えていた…。
反省しました。


答えなんてない…
4人がこれから答えを出していかないといけないんだ…
低スペックなのは仕方ない。
それぞれが努力してスペックを上げていくしかない。
とにかくいつか答えを見つけてほしい…


一昨年の初夏の日記にそんなことが書かれています。
何を一人勝手に葛藤してるんだ?と、日記の中でつっこんでいます。