ふとテレビをつけたら「白洲次郎」のドラマがあっていました。




はて、次郎さんと正子さんは誰が?と思って見ていると・・・。



グッジョブ!



伊勢谷友介さんと中谷美紀さん。



伊勢谷さんは、これが初めてのテレビ出演ということで、ピンとこない方のために・・・



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ばりっとスーツを着こなすのが絵になる方です。


中谷さんは、もうご存じの通り、「銀幕」という言葉が似合う方ですよね。


このお二人、どこかで・・・・


と思ったら「嫌われ松子の一生」で共演されてました。




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松子は、どうにも心がやさしすぎて「もういいよ」と言ってもらうまで、限界を測ることができず、破滅に向かってしまう、というような女性でした。



自分を受け入れてもらおうと必死にアプローチする痛々しい松子に涙したのを覚えています。



伊勢谷さんは、松子のことを愛しながら、「愛する」ことをまっすぐ表現できずに、やはり、彼も破滅への道を歩み、それでもなお、死ぬまで松子を愛し続ける、という役でした。



この時は、「心の弱さ」をもっている二人だったのですが。



今回は、伊勢谷さんは当代きっての「ダンディズム」を体現する男性。


中谷さんは、次郎さんを認めながら、自分も次郎の妻として、だけでなく、白洲正子という人間として、自立するために葛藤する女性。



この葛藤があったからこそ、「随一の目利き」という名を確立するのですが・・・。

お二人の「強さ」と「鮮烈さ」が印象に残る作品だと感じました。



やっぱり、いい男、いい女は美術鑑賞と同じくらいに心の鐘が鳴ります。