フロントフォークに続き、

スイングアームの延長、ワイド加工です。


スイングアームをパイプで新規に作ったり、

他車種、もしくは社外を使うのもいいですが、カブ「らしさ」を残すポイントとしてニコイチでロンスイ加工です。



その為には純正のスイングアームが2本必要になります。





ここで重要なのがブレーキの廻り止めのトルクプレートの取り付け位置。

マニアではないので何のスイングアームが
どの位置とかまでは知らないですが、
左の緑の方は軸側で、右の青い方はアームの真ん中ら辺に取り付けがあるのが分かると思います。

太いタイヤを履く場合、軸側にトルクプレート取り付けがあるとタイヤに干渉してしまうので、右のスイングアームをベースにして、トルクプレートをホイールの内側に収めるように作っていきます。



今回は10センチロングで作ります。

軸側で伸ばします。

その方が歪みが少なくて気を使わなくて出来ます。

後ろ側で伸ばす時は左右をつなぐように橋渡しでアングル等を先に溶接してやってましたがめんどくさいので、最近は軸側で伸ばしてます。

左右をつなぐブリッジ部分が2本になってるのが分かると思います。

タイヤサイズを純正で作る場合はこのままの方が剛性があっていいと思いますが、
今回はとんでもないタイヤサイズで当たってしまうので、
ガッチリ溶接したら後ろ側のブリッジ部分をカット。



これでとりあえず10センチロング化が完成。

でもこのままではタイヤか広すぎて入らないので真ん中を容赦なくカットしてワイド加工開始。






タイヤ幅に合わせて何ミリ広げるか。

仮組を繰り返し。


この幅ならって所で合わせます。





今回は15ミリワイド。

たかが15ミリ、されど15ミリ。

これ以上広げてもメリットが無く、タイヤも装着できてチェーンラインもギリギリ確保出来るであろう幅。

タイヤが装着できるのは当然として、
カブのリヤハブ廻りを見たことがある人は分かると思いますが、スプロケット側はハブダンパーが付いていて別部品になっています。

ここの中の中空になっているアクスルシャフトが入る所の長さ以上はワイドに出来ません。




ここはスプロケットをギリギリまでスイングアーム側まで寄せないとタイヤに干渉する計算なのでそこの試行錯誤は必須。

5ミリは確保して、スタッドボルトを長いのに換え、間にスペーサーをかませ外に出します。
出しすぎるとスイングアームに干渉するのでギリギリまで。





とりあえず10センチロングの1.5センチワイド加工終わりです。

ここからパテ付けたりサフェーサー吹いたり。

もちろん純正のアクスルシャフトは短くて使えないので作りました。

左右のセンター出しはミリ単位なのでワッシャーで行けると思います。


フロントワイドとスイングアームの延長、ワイド加工参考になれば。

もちろん自己責任で(笑)

また上げます