【何で罪を犯していないのにこんな病気になってしまったんだ?何も悪いことをしていないのに…】
私が看護師生活9年間で一番心に残った患者さんからの言葉。
癌を患い、抗癌剤・手術、そして術後の抗癌剤を繰り返す患者さんに投げかけられた言葉。
...その患者さんはいつも笑顔で、穏やかで、毎日面会に来る奥様を気遣いながら闘病生活を送っていた。
入退院を繰り返しているうちに、笑顔は少なくなり、その日担当だった私にそう投げかけた。
私は、何と返事をしていいかわからずただただ…
「そうですよね」と言って、傍で背中をさするしかできなかった。
その後、患者さんが我に返ったように
「ごめんね、忙しいのにこんなことを言って。いいよ、行って」と私に言葉をかけた。
私は何も返答できず「また、来るね。話を聞くね」と言って退室した。
それからしばらくして、その患者さんは息を引き取った。
私は今でも何と返事をしたら良かったのかと、思う。
答えはないかもしれないけれど、答えを探し出そうとしている。
病気になることには意味があると思う…
「今まで休みなく頑張ってきたのだから、自分を大切にし休憩しなさい」の合図なのかもしれない。
「家族と向き合う時間にしなさい、家族との絆を深めなさい」との意味なのかもしれない。
患者さんの話しを聞いたり、お風呂に入れてリフレッシュしたり、背中をさすったり…看護師としてできることはあるが、無力感を感じていた。
そういうことができたことに、誇りを持ちなさい…と言われたこともあった。
でもその言葉に納得できない私がいた。
看護師から離れ、今までは何もできなかったと思っている私から、これからは病気や怪我で苦しんでいる方々の想いや笑顔を護る私になろうと想った。
その方々を護るために全力で力になっていきましょう!!
と、昨日松本美智子さんと誓い合った。
皆様の灯火になれますように…☆
ライフデザインコーチ
長田里美
