ちょっとしんどい。
ダルさが抜けない。
ヤル気が出ない。
などの症状で病院へ行くと、多くの場合「自律神経失調症」と言われます。
で、治療方法としては「何かのおクスリ」をもらって飲むだけです。
で、治りましたか?

さて、この自律神経失調症の原因は?となると、まだよくわかっていないの言うのが本当のところです。
少し健康に関心がある方なら、緊張型の交感神経、リラックス型の副交感神経がうまく機能しなくなる病気だということはご存知のことと思います。
大多数の症状は緊張型の交感神経ばかりが活発になって、リラックス型の副交感神経が働かない状態になっています。
つまり、仕事を休んで肉体はリラックスしているつもりでも、自律神経は緊張する信号ばかりを送り続けているわけです。
なぜ?リラックス型の副交感神経がうまく働かないのでしょうか?
この原因は、現代医学ではまだ解明ができていません。
自律神経が働いた時に、体がどういう状態になるのかということは医学の教科書に書いてあります。
わからないのは、自律神経が働くときに「何かのデータ」を元に命令を出しているはずなのですが、その「なにか」が現代医学ではわかっていません。
交感神経が活発になる時は、緊張しなければならない時です。
例えばスポーツの試合のときなどを想像してください。
常に俊敏な動きが要求されるときに体は筋肉に血液を送る必要がありますから、内臓よりも筋肉に多く血液を送ります。また、目も情報を最大限得ようとして瞳孔を開きます。
このように緊張型の交感神経が活発になれば、その結果として肉体に現れる反応は教科書に書いてあります。
しかし、肉体からどのようなデータを元に脳が判断しているのかということがわかっていないのです。
大変大切なところなので重複して書きました。
この本の著者、福増一切照先生は「筋肉の状態を自律神経がモニターしている」と仮説を立てられています。
わたしも、臨床の経験からこの理論を確信しています。
なぜ、筋肉の状態を自律神経がモニターしていると自律神経失調症のような症状が現れてくるのでしょうか?
ちょっとおさらいです。
緊張型→交感神経
リラックス型→副交感神経
私達が緊張する場面に遭遇すると体に力が入ります。
これは、攻撃されるような事態になるとすぐに逃げるか反撃をするためです。
犬や猫が知らない人が来ると身構えるのと同じです。
全身に力が入った状態というのは、怒っている時や逆に怒られている時の体の状態を想像してください。
これがストレスです。
この時には筋肉に力を入れた状態です。
いやーな気持ちになれば、必ず体はこういう反応を示します。
これは脳の反射反応なので止めることが出来ません。
唯一解決できる方法は、イヤなことをイヤと感じないようにすることです。でも、これが出来ればキリストかブッダ並の悟りの世界でしょうね。
私のような凡人は、やっぱり嫌なことはイヤです。
反射反応は一時的なものなのですが、ここで筋肉の緊張を自律神経がモニターして、脳に「緊張型の交感神経を作動しなさい」とデータを送っていればどうなるでしょうか?
このようなストレスが長い時間続けば、、、?
そのストレスを感じているあいだは、筋肉の緊張が緩むことはありません。
その内に筋肉に疲労がたまります。
筋肉というのは、使い過ぎると筋肉の繊維が短くなったまま元に戻らなくなる「固縮」という状態に陥ることは前のノートにも書きました。
固縮というのはコリと理解してください。
さて、自律神経は筋肉をモニターしていれば、緊張した筋肉をモニターしているわけです。
自律神経は脳に「筋肉が緊張しています」とデータを送ります。
脳は「筋肉が緊張しているのは、なにか緊張しなければいけない状態にある」と判断して緊張型の交感神経を作動させます。
筋肉が健康な状態であれば、緊張が解けると筋肉も緩みます。
自律神経が筋肉の状態をモニターしていると「筋肉が緩んだということは、緊張した状態から開放された」と判断してリラックス型の副交感神経を作動させます。
ところが固縮した筋肉は力を抜いても緩まないのです。
緊張状態から開放されても、筋肉は緩みません。
こうなってしまうと、固縮した筋肉から常に緊張しているという信号が脳に送られるため、リラックス型の副交感神経に切り替えることが出来ません!!
寝ようと思っても眠れないのは、自律神経がリラックス型の副交感神経に切り替わらないからです。
いくら休憩時間を多くとっても、休んで疲れが取れた実感はないでしょう。
ご理解いただけましたでしょうか?
これはあくまでも仮説ですが、私は自信があります。
さて、原因がはっきりすれば、対応は簡単です。
「筋肉をゆるめる」つまりコリをなくすということです。
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