「天職」の本当の意味

「自分の性質にぴったりの仕事」だと思っている人が大半でしょう。「だから、天職を探さなくてはいけない‥‥」と思っている人がほとんどでしょう。でも、天職の本当の意味は、そうではないのです。

「天職」というのは、「もし自分が神さまだとしたら、この仕事をどうやってやるだろう?」と考えながら仕事をすることです。要は「大我(自分も楽しく、人にも喜ばれること)」で、今 、
与えられた仕事をすれば、すべて「天職」になるのです。

あなたが「皿洗い」の担当だったとします。「こんなにたくさんのお皿を洗うのは、大変だな。ちょっと手をぬいて、すすぎを短くしよう。ちょっとぐらい洗剤が残っていても、そんなの客にわかりゃしない‥‥」そう思いながら仕事をするのは「小我」で仕事をしていて、とても「天職」とはいえません。

「もし、神さまが皿洗いを担当したら、どうするだろう?」と考えてみましょう。「きっと神さまだったら、びっくりするほどピッカピカにして、お客さんの健康のためにも洗剤は一滴も残さず、きれいに洗い流すだろう」と思うでしょう。「もし神さまだったら‥‥」と考えながらお皿を洗っていると、仕事がものすごく楽しくなります。この考え方こそが、「大我で仕事をする」ということです。

今自分に与えられた仕事を「大我(自分も楽しく、人にも喜ばれること)」でやっていくこと。
これこそが本当の「天職」なのです。(=⌒▽⌒=)

出典:斎藤一人 カンタン成功法則 KKロングセラーズ