一つもいいところがなくてもいいの。
最高にブスッとしていても『いい笑顔だよね』とか、
その人を変えてあげようと思ったら、いいところを見つけて
ほめるじゃ、絶対にムリ。遅すぎる。
誰にもほめられないなら、
『オレがほめるくらいのつもりでいかないと』(笑)。

ほめるところがないからって、ウソを言っているのではないよ。

人の心には神さまの分霊(わけみたま)というのがあるんだよ。その人の中に観音さまという笑顔の人が、ほんとはいるんだよ。その観音さまを傷つけないようにほりだすんだ。
だからオレは彫り出しただけなんだよ。

ただ、その人はほめられたことがないだけなんだよ。
種はあるのに、愛情という水をまかれていないんだよ。

その人が笑おうが怒ろうが、本当はオレには一銭の被害も得もない。そこに水をまいてあげるのは、オレの愛なんだよ。無償でまかれた愛の水によって、やがて芽が出て、笑顔が出てくる。
その人が『一人さんにまた会いたい』と言ってくれるのが、
最高のしあわせなんだよ。

変わってほしいようにほめると、人は変わる。
自分の人生も変わる!     (=⌒▽⌒=)

出典:斎藤一人「強運」になれる7つの法則 宮本真由美 PHP研究所