実は、人間っていうのは、放っておくと「不安なこと」を考えるようにできているんです。

たとえば、これから冬がくるとしますよね。そうすると昔の人は、まきを集めたり、保存食を作ったり、衣類の準備と忙しく冬の準備をしました。そうやって忙しく働いているうちに、心の中にある「不安」は消えるようになっているんです。

今は、冬が来たところで、スーパーに買いにいけば、食料も衣類もなんの準備もいりません。「なんにもしなくていい」というヒマな状態が、人をますます不安にさせるのです。

不安にいきそうな気持ちを、幸せのほうへ向けるには“意思”がいるんです。何が起こっても、幸せなことを考えるように“意思”でもっていくんです。

「何かいいことがあったから幸せ」なのではありません。
毎日の生活の中での小さなこと、みんなが「あたりまえ」と思って見逃してしまいそうになることこそ、幸せを感じていると
「上気元」になれるんです。

【ポイント】何も考えてないから、不安になる。
  “意思の力“で幸せにもっていく。(=⌒▽⌒=)

出典:斎藤一人 すべてがうまくいく上気元の魔法 KKロングセラーズ