人に任せる能力 | 高橋純平の”今日を変えれば明日が変わる”

人に任せる能力

独りのチカラで成し遂げられる事には限界がある。

正確には限界は無いのかも知れないけど、我々の命には限りがある。

凄いアイデアを思いついても、独りで実現するには10年かかるようなら、人の協力を得て5年で実現させた方が、また5年新しいことに挑戦出来るようになる。

人に頼むことで自分が想像していたモノと少しずつ違っていく。
絡む人が多くなればなるほどその差は大きくなる。

独りでは思いつかなかった新しい要素が加わることもあれば、悪い方に進んでしまうこともある。

誰に頼むかも大切だし、どうやって頼むかも大切。

自由度をどこまで許容するかは頼まれる側のモチベーションを大きく左右する。

頼まれる側の存在意義を尊重してあげることと、作品へのこだわりの間での葛藤。

想い入れの強いモノほど人に頼むことにストレスを感じてしまうはず。

アニメなんかがいい例だろうな。

全部自分で描いた方が想像通りの作品にはなるかも知れないけど、何万枚も独りで描いてたらカラダこわして完成まで至らないかも。

人が介在することで生まれる、自分の想像とのズレを楽しめるくらいになれれば、人としての幅が広がって良いのだろうなと思う。

それはこだわりを捨てるということではなくて、こだわるポイントを絞る事なのだと思う。

幹がまっすぐ天に向かって伸びているかを厳しくチェックし、枝葉がどう広がるかはおおらかに見守る。

そんなイメージ。

今も制作が続いているサクラダファミリアはガウディが思い描いたモノと細かい装飾の部分ではズレがあるのだろう。

だけど大きく一つの作品と捉えればほとんどズレ無く進んでいるのではないだろうか。

ビジョンを共有し、人に頼むことが出来るようになることがリーダーに必要とされる能力だ。

ついつい仕事を抱えがちな自分を振り返り、次のフェーズへ成長しなければと考えさせられた。

今週も頑張ろう。

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