島根県西部の地震からまもなく1ヶ月 | 広島県応援プログ:頑張れ広島

島根県西部の地震からまもなく1ヶ月

4月9日に震度5強の地震が島根県西部の大田市で発生してから間もなく1ヶ月を迎える。大田市で感じる有感地震は先月29日に発生して以降は発生していない。復興が進む一方、依然、大きな余震に対する警戒も続いている。
先月9日の深夜、激しい地震が大田市一帯を襲った。山陰地方で震度5強の揺れを記録したのは2011年以来で瓦の落下や壁の損壊などの被害が出た。重軽傷を含めて40人が出たが、揺れの規模に対する被害は少なかった。
この付近では過去に1872年の浜田沖の地震や2000年の鳥取県西部地震、1943年の鳥取地震など大きな被害を出した地震が多い。M 7クラスの地震が多い反面、近年の地震は死者を出す地震はない。その理由として地震の発生場所が人口密度の低い場所で発生しているからだ。2016年に発生した熊本地震は市街地で発生した。島根県西部の地震も地震発生場所が米子市や松江市であれば大きな被害を生じていた。地震の発生場所は地盤の固い所や昔田畑などの柔らかい地層だった所では被害の強弱が変わってくる。昔そこに田畑があったり、川を埋め立てていたりした場合は液状化もしくは地盤流動により大きな被害が生じる可能性がある。
山陰地方は地盤の隆起が活発で中国地方の南部と北部では地殻活動が違ってくる。山陰地方では今後も山口北部から鳥取東部にかけての日本海側で大きな地震が起きる可能性は高い。南海地震が迫るなか、陸地側での地震には警戒が必要だ。