久々の藤沢さん。
面白い。さすがは記念館ができるだけのことはある作家さんだ。

抗いきれない運命に翻弄されながらも
江戸の町に懸命に生きる人々。
そんな名もなき町人たちの様々な物語を集めた短編集。

現代と同じ様に恋があり嫉妬があり恨みがあり、
人の暮らしは変わらず続いている訳だが、
昔は制限がたくさんあり、その分、人の感情は激しい。
その生々しさをうまく転がし、現代の空々しい話が文壇を席巻している昨今、とても新鮮だ。




驟(はし)り雨 (新潮文庫)/藤沢 周平

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