実家に帰った折、父親の本棚より発見。
太平洋戦争開戦時と終戦時に外相として軍部と命をかけた議論を行い
戦争回避あるいは速やかな終戦に奔走した東郷茂徳。

あとがきにもあるように、東郷茂徳に関しての評伝はないそうだ。
驚きだ。
これだけ戦争に関する本が溢れているにも関わらずだ。

恐らく地味なのだ。

戦争を描いた本とはいえ、ある程度派手じゃないと作家たちは書いたりはしないのだ。
悲惨な戦闘シーンやクーデターや絞首刑や。

でもよく考えてみると、真実は地味なものなのだ。
そこが描かれていない小説は、映画などでも、どうしても薄っぺらい。