酒見 賢一
墨攻



アンディ・ラウ主演で映画化されてます。
話題の小説で、歴史ものという関係で読むことにする。

無駄な背景や描写などを極力排除し、最低限の言葉だけで物語を紡いだという感じ。

シャープ。

話的には大したことではないので省きますが(もちろん映画もみません)、この著者のスタイルには好感が持てました。
さらにそのあとがき。

「もう大分以前から、僕の頭の中では小説について警報がいつも鳴っている…(略)…恐れているのは小説が本当にどうしようもなくつまらなくなり、その面白くなさの故に滅びてしまったらどうしよう、ということだ。それくらい小説が面白くないのである」

というようなスタイルのことだ。

確かに最近小説が面白くない。


無駄な言葉や無駄な話をわざわざ劇的にしてみたり、その見極めを読者に勝手に委ねるものだから、
こっちは楽しく読みたいのに、逆に疲れてしまったりする。

そんな読者に頼る小説家がたくさんいたりする。

もちろん僕らは小説家を選べる。

だから僕は好きな小説しか読まない。


時間はないのだ。


無駄な小説を読んでいる暇など、僕にはないのだ。