
- 東野 圭吾
- 手紙
東野圭吾です。敬遠していた作家でした。なんか辻とか石田衣良と同じ匂いがするんです。
文学を学問ではなく、娯楽にしたがるというか。。
メディアに請われるままにほいほい出て行き、映画化とかドラマ化とかいっぱいされて、
さぞ印税で儲かっているんだろうなーと感じさせる匂い。作家なのかタレントなのかわからない、みたいな。。
でも読んでみました♪
というのはあまりに村上春樹の新刊までの時間が空きすぎているからです。それに吉村さんは亡くなってしまったし、他の好きな作家たちの間隔が空きすぎるんです。つまり、読むものがなくなった。。というわけです。
東野圭吾の数多くある著作のうち、いちばん性に合いそうなものを選びました。
結果から言うと、悪くなかったです。
兄弟の話です。そして、人はどこまで人を許せるか、という話です。
僕にも兄がいて、彼の愚考のせいで1年くらい連絡をとっていません。
もちろん本書の兄のように強盗殺人をしたわけではありませんが、なんとなく自分と重ねあわせることができました。
そして、そろそろ電話でもしてやろうかななどと微かにですが思ったりしました。
それはこの本に出会ったおかげで、この本をこのタイミングで読まなかったら、もしかしたら一生兄とは連絡を取ろうなどと思わなかったかもしれません。
改めて思いますね。人も本も出合いが大切だと。
まあ、そんなこんなで楽しく読むことができました。
もしかしたら先日の大崎善生「九月の四分の一」みたいな惨状になるかもと危惧していたので、
安心しました。
というわけでまた別の東野圭吾の作品も読んでみようと思っています。
しかし、やはり上辺だけで人を判断してはいけませんね。
僕もいい年になってきて人は中身だ!と思おうと日頃から訓練していますが、まだまだ甘いですね。
だって石田衣良はまだ全然読む気がしません。
現時点ではまだ東野圭吾どまりということです。僕の大人度は。。
でもいいんです。徐々にやっていけば。
そのうち訪れるでしょう、石田衣良や辻仁成を何の疑いも持たず読める日が。