ロック(6/9)の日にアイドルを語る。【BiS】 | w ord

ロック(6/9)の日にアイドルを語る。【BiS】

それを翌日にアップする。

ロックね。



先日、ANTHRAXのスコット・イアン似のお坊さんをバスで見た。
うたた寝をしながらバスに揺られる姿さえヘッドバンギングのようで微笑ましかった。


戻ります。




エモパンク、メロディックパンク、ニューメタル、ラウドロック、プログレメタル、そして80年代ポップetc..
これらに共通するものがある。


答えは【BiS】「Brand-new idol Society/新生アイドル研究会」である。
職業、アイドル。


先日とあるきっかけで、アイドルグループ【BiS】について学習する機会があった。勿論知識ゼロから。
勿論、良い音楽なら何でも受け入れるし、それが例えアイドルであっても何の偏見すら持ってはいない。
しかしこのBiS、とにかく衝撃だった。どの楽曲も凄まじくクオリティが高い。
アイドルの曲を聴くためにわざわざ耳を変換しなくてもいい。
極端に言えばSlipknotや、Deftones、Paramore等を聴いてる耳でそのまま臨めばいい。
目からウロコ、いや
目からピック


BiSはBiSというアイドルではなく
BiSという「音楽」

数々のエキセントリックなPVの話題が先行しがちだが、BiSは音楽ありきのユニットである。

それら全てをぶち込んだ旋律を、擦り切れそうな程に不完全ではかなげなボーカルが時に切なく、時に叫び、歌い上げる。


一聴して「イイ!!」と受け入れられたというよりも、
「まずアタマを整理しよう・・」となった。

そして数分後には脳内で"マヤク"として作用し始めた。
amebloの場合、漢字で表現すると削除されかねない。
削除されるような表現をさせてしまうアイドルもなかなか刺激的だ笑



ボーカルはよく言うところのアイドル然とした線の細いものかもしれない。
しかし楽曲がとにかくラウドで泣かせるんである。
そして何より声を大にして言いたい。BiSはエモい・・・!
だからこそ繊細なボーカルが最大限に作用して切ない。

勿論バンドサウンドだけではなく、POPSとしてもBiSらしい泣きの旋律を聴かせてくれる。
そこがガールズバンドではなく、あくまでアイドルグループであるべき必然性を感じさせる。

映像よりもまずは是非音で聴いて欲しい。
↓↓↓↓↓
BiSサウンドクラウドページ
(※ボリュームボタンはページ内画面右上)





IDOL




アイドルの曲じゃない。
アングラ街道まっしぐら。
だが、そこがいい。
エモドル。







バンド的サウンドアプローチを取り入れたグループは他にも、
完成度の高い良質な音楽をやっているハロプロのBuono!というユニットもいる。
ラジオで一聴して「いいね」と思ったのが彼女達だった。


東京事変を彷彿とさせるコード進行な良曲。
バックに見えるギターはそう、元ナンバーガール、発育ステータス、toddleの田渕ひさ子だ!



ナンバーガール/鉄風鋭くなって


発育ステータス/光合成




しかしBiSの音楽は好い意味でもっと荒削りで不完全、故に激しく訴えかけてくるものがある。
ガンズが自らのバンドサウンドをリアル・ロックと形容したが、それを引き合いに出す事すら大袈裟ではない。
BiS=リアル

今でこそPerfumeがロックフェスの常連だったり、ももクロの曲がロック系DJイベントでプレイされヘッズ達が狂喜乱舞していたり、
本当に良い音を提供していれば、アイドルという偏見など飛び越して「音楽」として他ジャンルの音楽ファン達にも認められる時代になった。
音楽の垣根を越えてファンやアーティスト達自身が共鳴し合っていく様はとても感動的だ。
そして前述の3組と同じく、BiSも数多くのミュージシャン達からもリスぺクトを受ける、
ミュージシャンズ・ミュージシャンである。


BiSはアイドルという概念をブチ壊してきた。
異端であるからこそ浴びせられる雑音や、メンバーチェンジ、越えなければならなかった壁をインディーズという力でがむしゃらに自力で乗り越えてきた強さと、それによって得た自信。
アイドルが時にアイドルである事の憂いや痛みを自らの言葉と詞で、時に激しく叫び表現するという誰もが踏み込めなかった領域、タブー。綺麗事なんて一切ない。
だからこそBiSはエモい。

ヒーローでいえば、アイドルの世界では頂点の「レッド」ではなく孤高の「ブラック」。




是非聴いて欲しい1曲

それは
「primal.」


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職業「アイドル」は2次元での虚像や大量生産された無機質なプラスチックなんかではなく我々と同じ生身の"ただ"の人間。
それ以上の特別な存在ではない。
ネットの世界では時にゴシップ、心無い言葉や好奇の目にさらされ、容赦の無い中傷の的にもなるアイドル達も、
両親の愛の営みによって生まれ、育まれ、呼吸をし、食べ、排泄し、血も涙も流す。 老いても老いなくてもいつかは当然死ぬ。
一皮剥けば皆全て同じ細胞によって構成された生き物だという事。
すなわち「人間」である。


彼女達はPV『primal. 』( 丹羽貴幸/浅井一仁 監督)の中で4分半の映像と音楽、たったそれだけの最低限のツールで自分達の本質をえぐるように全てさらけ出し表現している。
「私たちなんてこれ以上これ以下の存在ではありません。」
と、ファンや観る側に選択の余地を与えるかのように。

たったそれだけ。
たったそれだけなのに、泣きのメロディで疾走する楽曲とヒリヒリするようなリアルな映像を前にし、初見で自然と涙が溢れるのに3分と掛からなかった。
「アイドル=人間」という事を伝えるのに、2時間近いドキュメント映画で「私たち頑張ってるんです!」とわざわざ同情に訴える必要もない。


そしてなにより重要なのは、この「primal.」という曲が、もっと広く評価されるべき素晴らしい楽曲だという事。
それを淡々と「今度は何をほら食べようか?」と締め括る。



このPV作品の凄さは、ある意味観る人間を限定させる作品かもしれないが、
高尚なアート作品でも悪戯に奇を衒う前衛的なものでもなく、
恐ろしくシンプルで紛れもなく純粋で、装飾を全て排除した究極な形の「アイドルPV」だという事

アイドルのリアル。


ファンや音楽ファン達よりもむしろ、この職業を選択した事で泣き、そして笑い、
その使命を背負った同業種「アイドル」達なら誰しもが涙を流せるだろう作品。

はたして「アイドルPV」という確立されたジャンルがあるのかは分からないが、
きっとこの先これを超える作品は出てこないだろうと思う。
それが出来るのはBiS自身だけかもしれない。


大音量推薦。





primal.






primal.
作詞 BiS 作曲 松隈ケンタ

透明な言葉がそばで見てたんだ 
揺れる未来を指でなぞってたんだ

耐えられない言葉に 
みつからないように
靴ずれした両足で
ここに立ってたいんだ

繰り返す思い出は 
振り向かずに駆け抜けてきた
揺れながら見た夢は
答えのない明日問いかけてきた
今度は何をほら食べようか?

透明な心を白で汚したんだ 
来年のことより今を信じたいんだ

目に見えないもの見落として 
ふんだりけったり
靴ずれした両足で
ここに立ってたんだ。

繰り返す思い出は
忘れられない 傷残してんだ
揺れながら見た夢は
答えのない明日問いかけてきた
今度は何をほら食べようか?

見えない 聞かない 
感じないふりして 泣いたりしたけど

繰り返す思い出は 
振り向かずに駆け抜けてきた
揺れながら見た夢は
答えのない明日問いかけてきた
今度は何をほら食べようか?










新メンバーも加入した2012.07.18メジャーデビュー第1弾MAXI SINGLE
「PPCC」
ちなみに自分もMVにも出演させて頂いた。





ヘヴィーリフと泣きメロ疾走チューンでもう既にゾクゾクと背筋が寒い。名曲の予感





ライナーノーツのようなblogになってしまったが、つまりはそういう事、
BiSの音楽にすっかりヤラレてしまった。
それだけの事。



そして今日の耳にもBiSをぶち込む。


そのせいか、パブロンが全く効かない。







伊藤 政則(嘘)