今朝、雪の残る境内に。そう早くもない時間だけど、雲水さんがひとり、いらっしゃいました。


おばあさんが寝込んでいたので、私が出ると、遅くなりましたが、新年のご挨拶に、って。お札を持って参りましたって。

あらっ。よく見ると網代笠と裸足に下駄で。胸には大きく永源寺と書いた袈裟。


びっくり。こんなところまで歩いてきたのか、雲水さん。


こちらもどうしてよいか、彼方もどうしてよいか、と立ち往生。どうしたらいいの、ときいても、目が泳いでいるので、一瞬困った うちはこれまでこんなことはありませんでしたから、慌てておじいさんを呼びに。幸い、起きたところのおじいさん、なんやなんや、と出ていった。


わけのわからない顔でお出会いしたものの、その雲水さんの出で立ちを見て、にわかにはしゃぎ始めた。おじいさんも雲水さんの挨拶受けは初めてのことだって。


へーっ、お礼は幾らもろてるの、とか、あんた何処の子や、とか、いろいろ聞いて、彼方此方うろいろ、新札に変えてくれ、ときた。私も気になるので、ついて回って様子を伺ってたら、おじいさん、お札の御礼ばかりか、10倍のお小遣いをあげていた。


お小遣いはあんたにやで、と、念を押している。おまけに、クセになるからいかんのやけど、と、口走っておる。来て欲しいのか来て欲しくないのか、あげたいのかあげたくないのか、おかしなおじいさん。


カメラ取りに行って、写真撮ってくれ、雪を入れてくれ、と私に注文。高いモデル代。


おじいさんもおかしな格好^ - ^

わし、誰かしっとるか、と聞いたら、知っております、と答えていた。笑 頑張りなさいよ、しっかりやれよ、と、激励。はいっ、はいっ、と緊張の雲水さん。



最敬礼して歩いていく先には、車。あははは、やっぱり歩いてくるわけないか。しかし乗りにくいのか、車の前を通り過ぎていく。あんた乗らんのか、と、声かけるおじいさんに最敬礼して助手席に乗りました。


おじいさん、嬉しくなってはしゃぎ過ぎて胸が痛いとニトロを飲んで突っ伏していた。大丈夫だろうか。


もしかして、孫が数年のうちに同じ境遇にいることを思って感慨深かったのかしらん、と思って聞いてみたら、なんの、あくまでも自己中のおじいさん、自分の修行時代を思い出したんだって やっぱり。


痛みは治まったようです。雲水に出会って、発作起きたと言ったらみんな何て言うかなあ、って、あはは。



修行、頑張ってね、雲水さん。