『こんなに新しい言葉が生まれているのに。。。☆』

 

 

『夏目漱石は

 「五月蠅(うるさ)い」「八釜(やかま)しい」

 などの当て字を好んで使った。

 ごはんを炊く釜が八つも並べば、

 沸騰して蓋が暴れ、

 やかましい音をたてるだろう。

 

 五月蠅いは、

 多くの一般家庭で蠅(はえ)が飛び回っていた時代を知る方に

 説明は不要かもしれない。

 でも、

 なぜ五月?

 日差しの強まる季節と、

 蠅の活動期の関係をしめすのか。

 「うるさい」以外にも何かを伝えていそうだ。

 

 読売KODOMO新聞が毎年、

 小学生から400字の作文を募集している。

 審査員の一人として受賞候補作を読ませてもらったところ、

 凝り固まった古い頭には少々驚かされる一編があった。

 

 書き出しから意表をつかれる。

 <こんなに新しい言葉が生まれているのに、

  新しい漢字が増えないのはなぜだろう>。

 高学年の女子児童だという。

 考えついた新漢字は「光」を左に「首」を右に置いて、

 スマートフォン。

 首を曲げて光をのぞき込む人を表している。

 <自分はこんなにも姿勢が悪いのか、

  背筋を正そうという注意喚起にもなる>

 と、

 小さな漱石は述べている。

 

 常用漢字が増えることはないのだろうか。

 文化庁の担当課に作文を持ち込みたくなる。』

 

 

 

これは、

2024年(令和6年)3月12日(火曜日)の

讀賣新聞『編集手帳』欄の記事です。

 

 

 

「峠」、「辻」、「働」、「匂」、「畑」、「鯰」。。。

 

日本で作られた漢字【和製漢字】は、174種!?

 

そろそろ、新しい感じが増えてもいい頃かもしれませんね^^

 

 

 

 

 

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