人の心は、猿が木の枝を伝うようなもの☆

 

 

『法然上人は人間の心を例えて、

 猿が木の枝を伝うようなものだ、

 と言ったらしい。

 国文学者の坪内稔典さんの著書から引いた。

 坪内さんはこの言葉が好きだという。

 

 <落ちそうになったり、

  ぶら下がったり、

  猿の動きは私たちの心の動きに似ている。

  心が象であったら重すぎる。

  星であったらきれいすぎる。

  人の心はあの枝にいる猿だよ。

  そう言われると、

  心が軽くなり、

  思わず逆立ちかバック転をしてしまいそう>

  (『四季の名言』平凡社)

 

 困難多き人生への至言だろう。

 じつは木の枝を伝う猿の軽快かつ不安定な動きにとどまらず、

 彼らの心自体も人の心によく似ていることがわかった。

 

 筑波大などの研究によると、

 くじで大当たりを引いて褒美をもらった直後の猿は

 人に同じく論理的な思考を失うらしい。

 期待値は低くなる場合が多いのに、

 「次も当たりそう」と大当たりを狙う行動が観察された。

 ギャンブル依存症に陥る脳のメカニズム解明をめざす研究という。

 

 法然上人の言と合わせれば、

 「気を楽にして欲はほどほどに」ということだろう。

 こうした心の調整まで、

 猿にできるのかどうかは知らない。』

 

 

 

これは、

2023年(令和5年)7月26日(水曜日)の

讀賣新聞『編集手帳』欄の記事です。

 

 

 

人の心は、猿が木の枝を伝うようなもの☆

 

言われてみれば。。。

 

そうかも知れませんね^^

 

 

 

 

 

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