『旅に出よう せめて心だけでも☆』

 

 

『人が旅心を抱くのは、

 人生で見ておくべき風景が決まっているからではないだろうか。

 

 それが蒼天の下、

 秋の実りにあふれた理由なのか、

 行ったことのない田舎町なのかは分からない。

 ただ心が旅にそそられるのは一つの本能であるに違いない。

 

 だから旅が恋しくなったならば素直に旅に出ることだ。

 何かの縁で思わぬ場所を訪ねることも、

 運命がもたらすものと受け止め、

 意味はあとから考えるとよいだろう。

 

 誰と出逢うのか、

 どんなことが起きるのか、

 心に刻まれたものはわが体験、

 わが風景。

 人生にとって必要な、

 かけがえのない思い出になる。

 そして、

 実際、

 そうやって日々を重ねてきたのではないか。

 

 世の中は移り変わり、

 また自分自身の環境も変化する。

 したがって、

 時には窮屈な生き方を強いられる。

 しかし、

 何かを見聞きし、

 自らを癒やし、

 勇気づける手立てはいくらでもある。

 

 生を終える直前、

 人は己の人生を瞬時に回顧するという。

 そのときに見るべき風景を見ていなければ残念極まる。

 だから旅に出よう。

 せめて心だけでも。』

 

 

 

これは、

PHP(2022年/令和4年)11月号 No.894の裏表紙に

『旅心』という題の記事です。

 

 

 

旅に出よう。

せめて心だけでも☆

 

 

いいかも知れませんね^^

 

 

 

 

 

にほんブログ村、ブログランキングに参加しています。

https://illustration.blogmura.com/analogillust/ranking.html?p_cid=10118742

 

人気ブログランキングにも参加しています。

https://blog.with2.net/link/?id=2057804

 

※ 過去に掲載した『HOPPYの部屋』の挿絵を順次アニメーション版に編集してYouTubeにアップロードしています。

ご覧頂ければ幸いです。

https://www.youtube.com/channel/UCPWEs5yMmize10tomabmRIw/videos?view_as=subscriber