『砂糖(さ)、塩(し)、酢(す)で漬けて干す「さしす梅干し」☆』

 

 

『庭にある2本の梅の木は、

 甲州小梅と鶯宿(おうしゅく)梅である。

 梅仕事を始めて23年。

 梅干し作りでは毎年、

 最後に夜露にあてた翌朝、

 かめに入れる。

 空を見上げた時に頑張ってよかったと幸せな気持ちになる。

 

 一つ一つ自分一人で収穫した梅はいとしくてたまらない。

 今年は甲州小梅を6月に1週間かけて30キロほど収穫した。

 半分は梅干し用で、

 塩漬けにして赤ジソを加えたので、

 あとは干すだけだ。

 もう半分はジャム用で、

 5回に分けて作り、

 瓶詰め30個ができた。

 

 鶯宿梅は大きい実で7月に1日で収穫した。

 5キロは氷砂糖を何回かに分けて加える

 「ぽたぽた漬け」に。

 2キロは砂糖(さ)、塩(し)、酢(す)で漬けて干す

 「さしす梅干し」にした。

 

 梅仕事はパートの休みを利用して行い、

 収穫後の梅の枝切りまで自分でする。

 今は、

 甲州小梅を干す作業と、

 ぽたぽた漬けに

 10月まで氷砂糖を少しずつ加える作業だけが残っている。

 

 「今年もここまで来たんだな」と心も穏やかになった。

 昼の手作り弁当のご飯の真ん中にできたてのさしす梅干しが笑う。

 一番のごちそうだ。』

 

 

 

これは、

2020年(令和2年)8月10日(月曜日)の

讀賣新聞『ぷらざ』欄に載っていた

山形市にお住いの

工藤和子(61)さんの

「梅仕事 私一人の幸せ」

という題の投稿記事です。

 

 

 

砂糖(さ)、塩(し)、酢(す)で漬けて干す「さしす梅干し」☆

 

 

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