『品のある古き良き日本語「てよ」☆』

 

 

『夏目漱石の小説「門」にいまでは耳にしなくなったせいで、

 意味をつかみ損ねるセリフがある。

 縁側でごろ寝する亭主に細君が言う。

 「風邪引いてよ」

 

 「てよ」は明治の後半に広まった女性言葉だという。

 細君は「風邪を引きなさい」と言ったのではむろんない。

 「風邪を引いてしまいますよ」という心配の言である。

 そういえば小津安二郎の映画で原節子が

 こんな言葉遣いをしていたように思う。

 品のある古き良き日本語の一つだろう。

 

 ますます遠い時代の言葉に聞こえる昨今かもしれない。』

 

 

 

これは、

2020年(令和2年)2月26日(水曜日)の

讀賣新聞『編集手帳』にあった一文です。

 

 

 

こういう使い方の「てよ」☆

 

耳にしなくなりましたね…^^;

 

 

 

 

 

にほんブログ村、ブログランキングに参加しています。

(1日1クリック! 宜しくお願いします^^)

 

https://illustration.blogmura.com/analogillust/ranking.html?p_cid=10118742

 

 

※ 過去に掲載した『HOPPYの部屋』の挿絵を順次アニメーション版に編集してYouTubeにアップロードしています。

ご覧頂ければ幸いです。

 

https://www.youtube.com/channel/UCPWEs5yMmize10tomabmRIw/videos?view_as=subscriber