約3週間の投票期間がある訳ですが、この期間をいかに飽きずに、諦めずに、投票し続けまた投票を呼びかけられるかによって、勝負が決まるのではないでしょうか。
さて、明日5月22日(水)に速報値が発表されます。そこで、今回は速報発表の見どころについて、書いていきたいと思います。
本当は戦術紹介という形で書きたかったのですが、時間がなく(4月にさぼり気味であったため)、残念ながら戦術として参考にするには手遅れな時期になってしまいました。。。
なお、速報の重要性については、大手まとめサイトのエンタメクラスタさんやまとめんばーさんでもまとめられていますので、参考にされて下さい。本ブログより、よっぽど生の視点が書かれています。
前置きはここまでにして、本題。
※以下、図や画像が無く、文章だけで結構長文になってしまったため、ご覧になる際はPCやスマホを推奨いたします。
1.速報値から言えること
速報の重要性を述べる前に、前提として速報値から言えることを確認します。それは、
速報で上位にランクインするメンバーはヲタ総量が多い
ということです。当たり前ではあるのですが、これを認識していないと速報値が出たときに正確な判断ができなくなります。
5月21日10時の投票開始から、速報値カウント時点を仮に5月22日12時とした場合、投票可能時間は26時間となります。
1投票当たり3分かかるとした場合、1時間で20票、26時間ぶっ通しで投票し続けたとしてやっと一人当たり520票投じられることになります。
現実的には、10時にはCDを受け取れていない状況であったり、また多くの場合トイレや食事の時間を確保したり、学校や仕事に出なければならないでしょうから、実質15時間投票可能だとして一人当たり300票程度が最大限なのではないでしょうか(ちなみに劇場盤換算で30万円必要です)。
CD開封時間を加味すると、もっと投票可能時間は短くなるかもしれません。
とはいえ、安全性の原則に立った場合、ここまでできるヲタはごく少数だと認識する方が妥当かと思います。
この認識に基づくと、速報で上位にいけばいくほどヲタの数が多いという推定になる訳です。
なぜ改めてこの話をしているか。過去の傾向通りAKB48に長く在籍するメンバーが多数を占める結果であればあまり深く考える必要はありません。
しかし、各姉妹グループから新興勢力(例:HKT48のめるみおなど)が多数ランクインした場合、開票日までこの勢い(ヲタの増加量)を前提に対策を採らないと足元をすくわれることになりかねません。
速報値から今のメンバーの勢いを類推して、対策を検討するようにしましょう。
2.なぜ速報が重要か
次に速報の重要性について述べていきます。
各選挙対策本部の議論を見ていると、「速報を最重視」という方針をよく目にします。一体これはなぜなのでしょうか。この点を掘り下げてみます。
(1)過去の実績から見た傾向
過去の直近2回の選抜総選挙結果を見てみると、速報でランクインできなかったメンバーで最終的に当選しているメンバーは、
○第4回選抜総選挙(前回。64位まで当選。所属は当時)
45位 田野優花 チーム4
47位 宮脇咲良 チームH
53位 松井咲子 チームK
55位 仁藤萌乃 チームK
61位 佐藤すみれ チームB
64位 小森美果 チームB
計6人/64人(9.4%)○第3回選抜総選挙(前々回。40位まで当選。所属は当時)
31位 仁藤萌乃 チームK
37位 前田亜美 チームA
39位 市川美織 チーム4
計3人/40人(7.5%)となります(リンク先:ウィキペディア)。
仮に第5回(今回)の選抜総選挙も同様の傾向になると仮定すると、速報でランクインしないと当選確率は10%未満となってしまいます。速報に入れるかどうかは死活問題なのです。
(2)上記傾向が生じる理由
上記の傾向が生じる理由は様々ですが、速報が与えるヲタへの影響とヲタ外部への影響という視点で整理します。
■ヲタへの影響
速報にランクインしているしていないで、ヲタのモチベーションに対して極めて大きな影響が生じます。
戦略的であれば別ですが、速報重視の方針を出したうえでランクインしていない場合、頑張ったなら頑張っただけ「ここまで頑張っても難しいのか」という気持ちが生じないはずがありません。
逆にランクインしていたら、過去の傾向から落選確率は10%未満になる訳なので、モチベーションはぐっと高まりますし、過去の実績を見て「気を抜くな、選挙運動を一層頑張ろう」となるでしょう。
このように、ヲタのモチベーションへ与える影響により、上記傾向が生じるものと考えられます。
■ヲタ外部への影響
○DD等への影響
48グループのヲタの中には、単推し(一人のメンバーを推すヲタ)だけでなく、
・チーム推し(例:チームKヲタ)
・箱押し(グループの一つを推すヲタ。例:NMBヲタ)
・期推し(例:SKE48の5期推し)
など様々な推しのヲタが存在します(以下、「DD等」)。
こうしたDD等は、自身の持つ投票権を支援票として、自分の推すカテゴリーの利益となるよう投票する傾向にあります。
例えば、第4回選抜総選挙では、63位にランクインしたSKE48・中西さんが、中西ヲタの頑張りで速報に入った結果、中西ヲタの継続的な頑張りに加えて箱推しから多くの支援票を獲得して当選できたと一部ヲタの間では考えられています(ソースは2ch)。
速報でランクインできないと、どの程度の位置付けかわからないため(死票になる懸念感が高まってしまうため)、DD等は誰を支援したらいいか判断材料が無くなってしまいます。
DD等の支援票投票行動への影響を考えると、速報にランクインすることが重要となってきます。
○メディアの報道への影響
速報結果はまず間違いなく多くのメディアで報道されます。ネットメディアはもちろん、マスメディアでも大きく取り上げられるでしょう。
メディア報道は、流行りものに乗っかってみたい人、48グループは好きだけど投票するまでもないと考えていたライトなファンを投票に向かわせる効果が期待できます。
当然ですが、速報でランクインできていないと、こうした報道の効果を享受することができません。その結果、ライトなファン層からの投票を期待できなくなります。
とはいえ、こうしたライトなファン層は上位メンバーに投票する可能性が高いかと思います。下位が予想されるメンバーのヲタの方には、自分たちには関係の無いことと思われる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、こうしたケースを想定してみて下さい。あなたの周りの人(同僚、友人)が、仮に身近な48グループ有識者のあなたに「誰に投票したらいい?」と相談を持ちかけた場合、
「(新聞等の記事を見せながら)速報でも報道されたこのメンバーに投票してくれないか」
「(公式プロフィール等をを見せながら)このメンバーに投票してくれないか」
上記2つの答え方では、どちらがあなたの推しメンに投票してもらいやすいでしょうか。個人的には前者の答え方の方が投票してもらいやすいのではないかと思います。
こうしたメディア報道への影響を考慮しても、速報でのランクインは重要になります。
3.まとめ
以上見てきたとおり、速報でのランクインは最終的に議席を確保するために、非常に大きな意味を持ちます。
冒頭に書いた通り、今更この記事を書いても完全に手遅れですが(見どころにしかならない)、出遅れたと思われた陣営の方々は、本記事で述べてきた点を踏まえて対策を練り直していただければと思います。
4.最後に
明日はSKEのDMMでは速報まで放送しないみたいですね。2chや公式発表を確認した後、最終得票数の推計をお見せできればと思います。
HKT48の勢い、運営推しメンとヲタ推しメンのせめぎ合い、神崩しなど、今回も見どころ満載の速報=実質的な選挙戦の開戦イベントが本当に楽しみです。