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⑭では、興味が限定的という話でした。
この特徴は、広い範囲のことを自然に覚えず、狭い範囲のことにしか興味を持たないことから、
“シングルフォーカス” といいます。
毎度のことですが、アスペルガー症候群だと 必ず当てはまるということではありません。
では続きです。
これは20年以上前の話です。
元旦那は、多くのアスペルガー症候群の人が苦手な“予想外のこと” も、やはり苦手でした。
まだ子供のいない頃、私が風邪をひいて熱が出て、夕飯が作れなくなった時がありました。
会社に電話をして(携帯電話の無い時代です)、夕飯が作れないことを元旦那に話すと…
「じゃあ、どうすればいいっていうんだ」
ガーン
びっくりです
長い付き合いとはいえ、まだ新婚だし、もっと優しい言葉を掛けてくれると思ったのに
今思えば、
『いつもは妻が夕飯を作ってくれるのに、熱出して作れないと言っている
何で風邪なんかひくんだよ
初めてのことだし、わからないよ!どうすりゃいいんだ~ 』
と(予想)、パニクっていたのでしょう
当時はそんなこと分からないので、
「どうすりゃいいんだって、私が作れないと言ってるんだから、何か作ってくれるとか 買って来てくれるとかさ」と、言うと、
「作れねーよ
買って帰るから
何、買っていけばいいんだよ」
って… 具合悪いと言ってるんだから、消化の良さそうな物を…
男の人でも 分かりそうなものだけど…
何だか、余計具合が悪くなりそう
数年後に 私が娘を妊娠して、酷いつわりになった時に 数ヶ月 食事が余り食べられなくなり 作ることもできなくなりました。
料理こそ覚えなかったけれど(興味の無いことは覚えない)、お弁当やお惣菜を買ってくるのには慣れたようです
始めのうちは、ムカムカすると言っているのに唐揚げを買って来たりしてたけど
でも経験すると覚えるんです
つづく