彼には食事の前にやる事がある。
ケージ3階が彼の食事所だが、直ぐには入らないのだ。
皿を乗せた盆を持って部屋に入る私をドアの前で出迎え、そのまま踵を返してベッドの下に潜り込む。
私は2段目に皿を置き彼の兄弟に食べさせケージを閉める。
残りの皿は盆ごと床に置くと姉さん達が食べ始めるが、それでも出てこない彼の皿はキャットタワーの上に避難。
他の子に食べられないように。
彼が出て来るのを待ちながら私は部屋の片付けを始める。
皆が食べ終わり其々の場所で寛ぎ始める頃、ようやくベッド下から姿を現し姉さん達を追いかけ怒られる。
捕まえようとするとゴロンと転がり腹を見せるので、その可愛らしい姿に思わず笑ってしまうがここで捕獲。
御用となりケージ3階に入れられ、やっとこさの食事タイム。
だが、この一連の動きを無視して部屋に入ってすぐに捕まえケージに入れようものなら、ご飯の皿に見向きもしない。
かなり面倒な男なのである
ただし、父さんはベッド下の彼を捕まえケージに放り込むが、ちゃんと食べ始めるというから、このルーティンは母さん限定らしい。とにかく面倒な男である。
「僕じゃないよ、ノンちゃんだからね」「ムッチャムッチャ…」





