暑くて投げ出した両足の上を、右左と行ったり来たりする奴がいる。痛いけれど、まだ眠い。無視していると、諦めたのか去って行った。
ケポッ!
ああ、まただ…これは嫌がらせなのか?眠い目を開けて起きると、いつものケロケロスポットに長男が座っている。
父さんのベッドのヘッドボード。猫が歩くのに丁度よい幅がある。ここに座って小窓から外を眺めるとケポリたくなるのか、長男四女の白コンビは高確率でやらかしてくれる。
父さんの頭目掛けてやられたら、さすがの父さんも起きるだろうかと思うけれど、今のところ布団側はセーフ。とはいえ、窓とベッドの間にこぼれると拭き掃除が厄介なのだ。
「せめて床の上でやってくれないかなぁ」
無駄と思いつつ愚痴ってみた。すると、トントンと床に降りる長男。そして…
…え?!
私が愚痴りながら指していた床に第2弾を吐き出して、スッキリとした顔で去っていく。
本当に?私が言ったことが理解できたのか?
