猫達に朝ご飯を配り、空いた猫缶を外に出そうと裏口を開ける。こんな雨ではやって来ないだろうと思っていたのに、まさかのジュンちゃん。濡れ鼠、猫だけど。
ご飯台の前にタオルを敷くと、かなり警戒。空腹には勝てないようで、お皿を出すとタオルに乗って食べだした。
身体を拭くまでは無理。お代わりを食べて、濡れた身体のまま出て行くジュンちゃん。夕方も雨、さすがに姿を現さなかった。
日付けが変わる頃、オシッコのトイレ砂を外に出そうと裏口を開ける。正面のゴミ箱の上に寝そべる、まさかのジュンちゃん。
身体は朝ほど濡れてはいないが、かなりの涙目。身体を壊したのではないといいが。
四月八日 雨
朝、ゴミ出しをしようと裏口を開ける。さすがにジュンちゃんは来ないだろうと思ったら、開けた途端に飛び込んできたのは置いてけぼりの脱走坊主。
遠慮のない奴にご飯を出して、フーシャー怒る五女を庭へ出す。いつもならガッついて3杯はいくのに、2杯食べるとうろつき出した。
トイレに入ったままなかなか出て来ない。以前の血尿騒ぎを思い出す。やっと出てきた後を見ると、やはり砂が赤くなっていた。
飼い主の親の家に走ると、不在で明日にならないと帰らないという。妹らしき人に事の次第を話して、迎えに来てもらうことに。抱っこ出来ないというのでキャリーを出してもらうが、他の子のだというそれは小さく、敷きっ放しだったペットシーツは汚れていた。
シーツを新しくして、怒る坊主を抱えてなんとか入れる。家族が引っ越した坊主の家に行ってみれば、まだ荷物があちこちに積み上げられていた。
カリカリの入ったボウルはあるが、水入れがない。昼はリードに繋いで庭に出すから、水入れは外にあると。ベッドや毛布も無く、そこらへんで適当に寝ているという。
とにかく医者に連れて行ってくれと頼んだが、親に相談してみるというだけ。一旦引き上げたが、心配になり再度実家へ行ってみる。相談してくれたかと聞けば、坊主は今横になって寝ているから様子をみると。
これ以上はあまり話したくなさそうな様子。とにかく水を飲ませて、ご飯も猫缶で水分を摂らせ毛布やベッドで暖かくしてやってくれとおせっかいを焼いて帰る。
すっきりしないまま昼が過ぎ、用事を済ませるため外に出ると坊主の家の前にトラックが。飼い主が荷物を積み込んでいた。
実家はこのことを知らなかったのかどうかはどうでもいい。飼い主を捕まえて、坊主の血尿のことを話した。
かかりつけに連れて行くとの答え。肝心な、坊主はこのまま置き去りなのかと聞けば、迎えに来たのだと言う。その言葉を信じるしかない。
夕方、雨の合間にジュンちゃんがやってきた。涙目は少し良くなっていた。
…見りゃわかる。
