おいおい出掛ける時間になったので、庭遊びの面々を呼び戻す。皆んなが帰ってきたのに、三女だけが未だ花壇の隅で外を見ていた。「おーい」と父さんの呼ぶ声に、振り返り走ってくる三女。お利口さんだねー、と思ったら途中の植木鉢に気づいて足を止める。そしておもむろに猫草をむしゃむしゃと食べ始めた。父さんがもう一度呼ぶと、ちらりと顔を上げてまた食べ続ける。そうして気が済むまでむしゃむしゃやってから、元のコースに戻ってちゃんと走って帰ってきた。期待を裏切らない面白さ。三女はマイペース不思議ちゃん。猫草おいしかったー