二階組の御飯の時間なので、お盆を持って上がると、長男三女の姿はあるが四女が見えない。探すとクローゼットのタンスの上で伏せている。御飯だよ、と呼ぶとウー!と唸る。耳はイカになり興奮している様子。四女は家の修理に何度か遭遇しているはずだが、今更なにを警戒しているのか。それとも、ついさっき御飯を食べにきた近所の脱走坊主のせい?なんにせよ、いくら宥めても唸るばかり。
暫くそっとしておこうと思った時に、満腹になった長男がやってきた。タンスの上に上がると四女をペロペロ。大丈夫だよ、とでも言ったのか四女もやっと静かになった。さすが四女の育ての親。食い意地だけの男じゃないんだな、長男よ。
