きものを着せられる時
どんなイメージがありますか?
もしもキツイ、苦しいという
イメージがあったとしたら
今すぐ取り除いて欲しいです。
ごく稀に、七歳の女の子に着物を
着せる時、補正のタオルをお腹に
巻いただけでキツイと言われることが
あります。その後どんなにゆるゆるに
着付けても、裾が落ちてきて
しまっても、苦しそうな表情になって
しまう。そして出来上がった写真も
笑顔の少ないものになるという
悪循環が起こってしまうのです。
中には病み上がりであるとか
着付師さんが残念ながら
ベテランではなかった等の
理由があることもありますが
原因の一つに、ご家族が
きものはキツくて苦しいものだと
前もって伝えている場合があります。
一番大好きで信用しているご家族に
そう言われたら、お子様は真っ直ぐに
信じます。そして、きもの=苦しい
ものと潜在意識の中にインプット
されます。
これからお着物を着るお子様の
いらっしゃるご家族様に
お願いがあります。お子様が
きものを着たら「嬉しいんだよ」
「楽しいんだよ」と
伝えてあげていただきたいのです。
すると潜在意識の中できものは
楽しいものなんだとインプット
されます。
例えば歯医者さんで同じような
貼り紙を見たことがあります。
「歯医者が怖いとか、悪いことを
ことをしたら歯医者さんに
連れて行くなどとお子様に
伝えないで下さい。そのような
ことを言われると、適切な治療が
できなくなります」
わたしはなるほどなぁと思いました。
それほどご家族から与えられる影響は
大きいのですね。
七五三でも成人式でも
一生に一度の大切なお式ですので
最高の笑顔で過ごしていただきたいと
常々考えています(^^)