工業高校生の読書感想的なやつ

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高校生が生意気にも、本の紹介をしたり映画の紹介をしたり、たまに日記をつけたりするブログ。
自由気ままに更新していく予定。

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新海誠監督最新作、「君の名は。」を見てきました。

あー……すげぇ、最高。今まで見てきた作品の中では間違いなくナンバーワンでした。

僕が感動したことは大きく分けて3つ。

まず映像美ですね。
風景描写も当然のごとく緻密で繊細で、幻想的ですらある。
背景の画角も素晴らしく、光源を上手く操ってる感じがありました。
コマ撮りのような空が流れるアニメも良いですよね。それと、場面が転換する時に、引戸が開いたり閉じたりする描写はとても印象的でした。
桜が舞うシーンや、雨の描写なんかは、過去作品に通ずるものがあると思うのは僕だけでしょうか?
あとキャラクターデザインがとにかく可愛かったです。キャラの動きがリアルというか、俳優が演技しているようにも見えました。


もう一つは音楽です。
劇中の全ての楽曲をRADWIMPSが作成したのには驚きと感動を覚えました。RADWIMPSのファンと言えるかはわかりませんが、前から結構聞いていたので、とても馴染みやすかったです。
映像に合っている、というよりも、調和している感じでしたね。混じり合って、融合しているようでした。この映画のためだけに作られたというのが嫌でも分かります。
「言の葉の庭」を見たときにも思いましたが、新海さんは音楽への入りかたがめちゃめちゃ上手いですよね。天才的です。見ているうちに沸き上がってくる心の高揚が、音楽が流れ始めてMAXに達し、津波のように感動が押し寄せてくるのです。あれは凄い体験でした。

あとはなんといってもそのストーリーでしょう。
本当のところをいうと、僕は映画を見る前に展開が少し読めていました。時間の錯誤系トリックは結構常套的ですからね。
しかしそれでも、初見であの展開はショックを受けました。瀧が司や奥寺先輩と共に糸守に行った時なんかは、胸が締め付けられる思いでした。
甘酸っぱい恋物語をそのままでは終わらせない新海さんの憎いところですね。ニヤニヤしたり、キュンキュンするところもありながら、切なくホロホロと涙を流してしまう自分が居ました。
それでも、今回は新海さんらしからぬポジティブなラストでしたね。「秒速5センチメートル」を見たときのあのやるせなさは結構尾を引きましたからね、今回もそうだったらどうしようかと思いましたよ(笑)
この先の展開が気になりつつも、微笑ましくて満足できた最後でした。

まだ見ていない方が居たら(この時点でネタバレをめちゃめちゃしてしまいましたが)、是非とも見ることをオススメします。間違いなく、過去最高の映画でした。

あと、ゆきちゃん先生が出てたのが、結構嬉しかったです(笑)照れ