私は韓国文化に精通している訳ではないのですが、私を含めた海外ARMYにとって不思議でしょうがないのはどうやら韓国国内でのバンタンを含めてのKpopアーテイスト達の立ち位置があまり高くない、ということです。(まあ海外ARMYはバンタンをあまりKpopというカテゴリーにはめて見ていない人も多いですけど..)
大衆が一番好むのはトロット(演歌みたいな感じ?)でKpopは10代の子が聴くチャラいジャンル、みたいな認識?それで今までは、Kpopアイドルは将来俳優やタレントへの道(Kpopアイドルよりも格付けが全然上)に進んだりする足掛かり的な位置づけだったらしいです。
それがもともとアイドルとしてではなく本格的なラッパーを目指していたナムさん率いるバンタンの登場で、海外からの注目を浴びて、韓国大衆もちょっと誇らしくなって、でもバンタンの曲や今までの道程やメッセージをきちんと理解しているわけではなく、というのが本国の大衆らしいのです。非常にもったいないですね。
だから海外ARMYが韓国内のバンタンに対する扱いにきれてしまったりすることもあるのではないでしょうか?アカデミー賞での一件でもわかる様に海外、特に白人圏ではアジア系は軽く見られがちな時もあったりするのに、大々的にホワイトハウスや国連に招待されてスピーチしたりする程の影響力をもったバンタン。
ウォールストリートジャーナル の記者さんが、バンタンがホワイトハウスに来るという発表がされた時に議員さん達はバンタンのことあまり知らないんじゃないというヒロノさんのコメントをつぶやいたときに、何を言う!僕の机を見てごらん、バンタンの写真を公開したクーンさん。それに対して、ほんとなの?あなたのバイアス(推し)は誰なのかちゃんと言えないとバレるわよ、と切り替えしたヒロノ上院議委員(彼女もARMY?)
上院議員のクリスクーンさん(イエール大卒の敬虔なクリスチャン)とハワイ出身のメージーヒロノ上院議員
(なんと!クーン上院議員の机には彼の家族の写真とバンタンの写真が)
今回のナムさんの曲とMVを観て、感じたことは彼は韓国のKpopアイドル達の位置向上も目指しているのではないのか?ということでした。だから韓国映画界のトップクリエーターとコラボして、ジャンルのアートとしての可能性を開くというか。アイドル達がただ量産されて消耗されていくのに逆行して。
これを機会に、本国の大衆の方ももっとバンタンがどうして世界中でこれだけの影響力をもつのか、深く知っていく様になって欲しいなと大人ARMYの私は思いますね。