ジミンちゃんの魅力とは？

自分をBTSの魅力担当、と公言してはばからないジミンちゃん。でも本当にそうですよね。ではその彼の魅力の秘密はなんぞや？と考えてみると、多面性と、今までの固定観念にとらわれず彼だけの魅力を作りだしていっているところだと私は思います。

彼の声質は歌唱力おばけがたくさんいるアメリカのミュージック業界でも結構珍しいです。近年のポップカルチャーの流れは、いままでの男性はこうあるべき、女性はこうあるべき、などの今までのジェンダーの固定観念にとらわれない考えが注目されています。去年欧米で大はやりした映画　「バービー」にしても、主演のマーゴーロビーさんはこの映画のプロデューサーまで努めたできる女性。ただの楽しい映画に見えて、実は根底にフェミニズムの観念が打ち出されている映画です。

対する男性陣は映画のおかず的存在？ I am just Ken~と歌って踊っています。では、この男性達はダメンズなのでしょうか？違うと思います。いままでの固定観念にとらわれず、素晴らしいものは素晴らしい、と認めて自分の能力や魅力にも自信があるからできること。

若手のスターがいなくなったといわれてひさしいハリウッドで、今人気なのがテイモシーシャラメとゼンデイヤですよね。ゼンデイヤはボーイフレンドのトムホランドも人気、実力もお墨付きの俳優さんです。でもトムホランドさん、身長がそれほど高くなくて、映画のプレミアでもヒールを履いている彼女に頭２つ分ぐらい抜かれている様に見える時もあります。でもそんな彼女の横にいつも彼は誇らしげに立っているんですよね。

ダンスの経験もある彼はフィルタージミンちゃんのポーズを真似ている写真もありましたよね。(右側がトム）

その昔、ファッション業界で古い習慣から女性を解放したココシャネル。それまで女性を締め付けてきたコルセットから女性を解放して、女性の日常生活によりそって女性にとって開放的で、動きやすいスタイルを提案したファッションアイコン。どこかジェンダーレスだったグラムロックのアイコン、デビットボウイ。

余談ですが、彼もこれまた女王キャラの黒人モデルの先駆者イマンと結婚して、お子さんの送り迎えやPTA活動をせっせとやっていたそうです。

ジミンちゃんの描く世界観もどこかジェンダーレス。どこかグラムロックの世界観もあるような。

でも彼は、本当はスポーツ万能、マッチョな軍隊にいっても表彰されちゃうぐらいできる男性。でも、彼の着るDiorやTiffanyは男性、そして女性でも真似したくなっちゃう。

シュガヒョンのコンサートでも幻想的なLikeCrazyとオラオラ感満載のTony Montanaを同じ舞台で披露していましたよね。それらの対極な魅力にくわえて、ファンのためにフォトカードデコレーションをかわいくせっせとやる姿。

ジミン沼は深いですよ。