令和6年度岐阜県高校総体…最終結果ベスト8でした。
今年のチーム、3年生が〝4人〟しかいない学年で、昨年までとは違い苦難の多いここまででした。
しかも、キャプテンでエースガード〝ジン〟が昨年夏から負傷し戦線離脱…
その影響もあってか、ウィンター予選、新人戦と今一つ勝ち上がれない時間が続きました。
そんな彼女が復帰した春休み…チームに芯が通り日増しに調子を上げたチーム。
インハイ予選に向けて万全の流れでした。
しかし、4月のインハイ地区予選時に、再度ジンが負傷しプレイできなくなるというアクシデントに見舞われました。
一気に〝核〟を失ったチームは勢いがなくなりました。
何とか立て直して望んだインハイ予選でしたが…
下位回戦は、何とか凌いだもののチームに緊張感が無いように感じでいました。
何処か…、戦う事、チャレンジすること、挑戦することから『逃げている』ような気がしました。
直前の練習でも、そんなピリッとした感じがなく少し不安を感じた瞬間がありました。
叱責し、チームを締めようか…そんな事も思いましたが『主体性』を求めると常に話している事や、昔はよく怒り雰囲気が悪くなり怪我をさせる…そんな事が何度もあったので、迷いながらも見守り試合に向かいました。
準々決勝は、全国屈指の強豪校との対戦だった事もあり、大切になってくるのはその後に行われる5位決定予備戦でした。
選手たちには、事前に想定して準備してきた試合でした。
何とか主導権を握りたいところでしたが…
出だしから〝アグレッシブ〟にプレイする事ができずリードを奪われます。
追いつく為にも、ハードに仕掛けることが必要ながら、なかなかその一歩が出ないという感じ。
3Pを単発に打つだけとなり、点差が縮まりません。
後半に入っても、その流れが続き無情にも時間だけが過ぎて行きます。
5.6点差までは詰め寄るも『あと一歩』強気のプレイが出ません。
そして、無情にもタイムアップ…
惜敗し大会を終えました。
新人戦も『延長一点差』での敗退。
前回に引き続き、後一歩が出ない、出せない…そんな感じでのゲームでした。
勝たせてあげる事で、チームに自信を…そんな思いもあったのですが、力及ばすでした。
試合後、涙を流す選手たちを見て、色々な思いが頭を過りました。
試合とは、戦いである以上〝勝ち負け〟は付きものです。
私たちも『勝ちたい』と思っているけど、やはり相手も勝ちたいと思っています。
勝負の神様に好かれる事ができなかった…
何かが足りなかったんだと思います。
『7点差分』何かが足りなかった…そう思います。
7点差…3往復の攻防…たったそれだけだったけど足りなかった。
何が足りなかったのか…チームで考えたいと思います。
このインハイ予選が終わったら、チームに改革を求めようと思っていました。
より〝主体性〟を育むことができるようにアプローチをしようと思います。
今大会の経験を絶対に活かさねばならない。
ここから学ばないといけないと思います。
チームを支えてくれる人たちの為にも…
次大会に向けて、より敗戦を分析し、選手たちが主体的に結果を捉えて、何かを学び、そして変化しないといけないと思います。
次大会では、観る人に『勇気と希望』を与えられるチームになれるように頑張らなければいけません。
応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
そして、選手のみんな…お疲れ様でした。
『負けたことがあるというのが、いつか大きな財産になる』事を願って…