北京オリンピック
フィギュアスケート鍵山選手(18歳)
スキーフリースタイルでは川村選手(17歳)
スノーボード村瀬選手(17歳)
は、うちの選手たちと同世代の選手たち。
北京オリンピック日本代表🇯🇵として、頑張る姿が連日メディアで取り上げられています。
他にも若い世代の選手たちの躍動感溢れるパフォーマンス素晴らしいと思います。
平野歩夢選手は、圧巻でしたね
2回めの試技で得点が伸びなかった“思い”を3本目のパフォーマンスに繋げ、圧巻の金メダル獲得 熱くなりました!
年をとったせいなのか、そんな若い選手たちのパワーというか、エネルギーの凄さに感心すると共に力をもらいます。
そんな選手たちのマインドは、“挑戦”することに燃えているんでしょうね。
人は、歳を重ね、より多くのことを体験・経験することで、思考はより合理的に働くようになっていきます。
そのため、難しい問題や、課題に直面しても、過去の経験から解決策を見出し乗り越えていける。
ですが、年齢を重ねることで、より先を見据えたり、過去の苦しんだ経験などからの学びで、『挑戦する』ことに臆病になるようにも思います
もしかしたら大人になるにつれて、多くのことを知っていく…と同時に、
『知らなくてもいいこと』
『感じなくてもいいこと』を
感じ知ってしまうのかもしれませんね。
以前、よく選手達に『1年間の目標』を立ててもらってました。
高校入学当初4月には、“希望”や“夢”を抱いて入学してくる選手がほとんどです。
ですから、目標を書いてもらうと「いいね!」と言いたくなるような目標を掲げる生徒が多いです。
1年生・・・『スタメンで全国出場!』
こんな目標を掲げてスタートして行くのですが…
2年生・・・『東海出場!』
3年生・・・『県大会ベスト4!』
というように、時間とともにスケールが小さくなっていく選手が見られるようになります。
時間とともに、
『失敗経験』『敗戦』『挫折』『現実を突きつけられる』・・・そんな体験をする度に自分自身の可能性に限界を作っていってしまうのかもしれません。
もちろんその逆で、可能性をどんどんと広げていく選手もいます
しかし、勝負の世界だと、「勝ちを味わう選手」よりも、「負けを味わう選手」の方が多くなってしまうのが必然です。
だから、その一つの経験が可能性に“蓋”をしていくんでしょうね。
そして、思い込みの蓋となっていく。
そして、時間と共に自分自身の可能性を過小評価していってしまうのかもしれません。
私達は、『思い込み』や『固定観念』という、思考に結構縛られているようです。
これら、思い込みや固定観念は、過去の体験が作り上げたものだと言われます。
このような思考が“プラス”であれば問題ないでしょう。
しかし、そんな経験が“ネガティブ”な固定観念や思い込みになってしまっているのであれば、それはなんとかして取り除きたいものです。
うちのチームにもそんな雰囲気が感じられる時があります
過去の敗戦や、悔しかった経験が、彼女たちに思い込みの蓋をしてしまったのかもしれません。
現在、北京オリンピックで活躍している選手たち、若い世代の選手たちも必ずしも順風満帆にここまで進んできたわけではと思います。
ここまでには、数々の失敗や挫折、苦しみ・・・といった経験をしてきたはずです。
でも、その経験を足枷にするのではなく、飛躍するためのエネルギーに変えたからこそ、あのように世界の舞台で最高のパフォーマンスを見せることができているのだと思います。
以前、選手たちには、思い込みや固定観念を外してほしい、可能性を信じて挑戦していほしいという願いを込め『メンタルブロックの解除』というミーティングをしました。
自分自身の思考にあるブロック、「メンタルブロック」は解除することができるという話をしました。
話は少々飛躍しますが、ケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダースは、65歳でケンタッキーフライドチキンを立ち上げたという話は有名です。
65歳という年齢でも、起業できる!、人生を逆転させられる!
「無理…」という思い込みを『まだまだこれから!』に変えることができれば、可能性は広がっていくはずです
スラムダンクで安西先生が言ってました。「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」って!
若い力が、北京の地で躍動しています。
私達も負けないよう、可能性を信じ頑張りましょう!!