朱色は赤系顔料の中でも代表的な色で、わずかに黄みがかった鮮烈な赤色です。

天然のものは朱砂と呼ばれ、中国湖南省辰州産出のものが良質であることから、辰砂(しんしゃ)ともよばれました。
これに対し、水銀と硫黄を化合させて作った人工のものを銀朱とよびました。

朱色という色名が染色に使われたのは100年ほど前です。
類似色には、バーミリオンやスカーレット等があります。



色彩心理的に朱色(赤)には、『情熱』『行動的』『勇気を鼓舞』『エネルギー』『生命力』『命』『高揚』等のプラス面と『野蛮』『怒り』『狂気』『爆発』『残酷』『色情的』『危険』等のマイナス面があります。


朱色の好きな人は、エネルギッシュで物事に意欲的ですが、やや自己主張が強い面があるようです。


朱色が美しい絵画を探してみました。



パウル・クレー『flower myth』





パウル・クレー『ceremony and sunset』





ジョアン・ミロ

『Sole rosso-Le soleil rouge』





ピエート・モンドリアン

『Composition in Red,Blue,and Yellow』





アンリ・マティス

『The Girl with Green Eyes』





マルク・シャガール

『The Red House painting』





パブロ・ピカソ

『Femme en Rouge sur Fauteuil』





オルガ・ヴィジンガー=フローリアン

『A bouquet of poppies by the Window』





ワッシリー・カンディンスキー

『Red Sun & Ship』





斉藤真一『紅の洋燈』





梅原龍三郎『花と花瓶』





有元利夫『春』





熊谷守一『かまきりとひがん花』





岩崎ちひろ『ゆきのひのたんじょうび』



モンドリアンの描いた『Composition〜』は、1921年からシリーズで制作され、最も広く知られた作品です。

モンドリアンは、新造形主義の理論を確立するために様々な試行錯誤を重ね、幾何学的で究極の抽象化された構図や配置は後世に大きな影響を与えました。

サンローランが発表したモンドリアンルックは、その代表的な作品です。




現代に至ってもその理論は、受け継がれています。








モンドリアンは、初期の頃より線描よりも色彩を重視する傾向があり、赤、黄、青に特別な感情を持っていたようです。特に赤に対しての思い入れが強く、リズミカルで美しい赤の表現を探究しました。



その他、朱色(赤)が美しい絵画には、パワフルでドキッとするような画家の熱が伝わる作品が多いです。


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〜朱色(赤)のおすすめコーディネートです〜


まずは小物でアクセントを!







顔周りに朱色があると華やかな印象です。

ベーシックカラーと組み合わせると上品です。











暗くなりがちな冬のファッションに朱色(赤)を取り入れると想像以上にテンションが上がります♪

ぜひ試してみてくださいね。



色を楽しむ素敵なあなたへ...


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