青の色は色彩心理的に内面に向かうエネルギーを感じさせる色ですが、水色のような明るい青は原色の青に比べ開放感があり、また、優しく穏やかな感情とつながりやすい色と言われています
私はずっと青の色(水色も含め)が苦手でした
「何故苦手?」と考えると様々な事が浮かびます
色彩心理学の学校に通っていた頃、カラーヒストリーの課題がありました
それは物心がついた時から最近までの自分の心に残った色彩を順を追ってカラーカードを貼って表し、その時の体調や気持ちを書き込むという内容でした
その課題を通じて、24歳まで水色も青の色もほとんど出てこないことに気づいたのです
青をそれまで気にとめて認識しなかったということは、自分の内面とあまり向き合っていなかったと言えます😅
青を初めて認識したのは24歳の時でした
住まいを京都から東京に移す決心をしていた頃、当時の職場が着物の小売店で、退職する前の一ヶ月間、青地に白抜きのひまわりの柄の浴衣を着ていました
二度目に青を認識したのは41歳…
青山の骨董通りで⚪⚪⚪ブルーという名前のフレンチレストランで、ブライダルコーディネーターをしていた時でした
(美術館関連の仕事から配属替えで、レストランウェディングの仕事に就いていました)
そこは白木をベースに青をアクセントにしたモダンなレストランで、会社を辞める最後のブライダルの担当が、親しくしていた職場の同僚二人の披露宴でした
二人が選んだテーブルフラワーやブーケの色が水色で、テーブルクロスの青と重なって、今でも鮮明に脳裏に焼き付いています
青や水色がなぜ苦手?
カラーヒストリーによって、私にとって <青> <水色> は、「親しい人との別れ」、「寂しさ」、「新たな旅立ちへの不安」といった感情とつながっていた事がわかったのです
苦手と感じていた色と向き合い、その理由がわかったことで、水色や青に対する感情が変わりました😊
水色が好きな人は、自分自身の気持ちを大切にして、自己を自由に表現する能力にすぐれている人が多いようです
水色が印象的な絵画と言えば、モネの"印象日の出"が浮かびます
モネは印象派を代表する画家で、水辺の光と空気を柔らかいタッチで叙情的に描いています
水色が印象的な絵画の二つ目は、ルネ・マグリットの作品です
マグリット絵画の多くに、群青~青~水色の色彩が使われています
(色の話し"青"でも紹介しています)
シュールレアリストとして知られているマグリットは、"ユーモア"を作品に散りばめ、明るく楽しい気分を運んでくれます🎵
三度目に青や水色を認識したのは、数年前に父が他界した時です
苦手だった<青>を心が求めていました👀
<水色>や<青>に、思いっきり浸ってみました‼
ゆっくりと、私自身の自立心へとつながって行ったように思います😊
現在父を思うと、空をイメージするような透明な水色となり、いつまでも身近で見守ってくれている存在となりました😊
水色は今の私に最も必要な色へと変化しています😉