元日向坂46の2期生・渡邉美穂(23)が28日、東京国際フォーラムホールAで卒業セレモニーを開催。この日をもって5年弱のアイドル活動を終え、今後は夢だった演技の道へ歩き出す。


 2017年8月、けやき坂46(ひらがなけやき=19年2月に日向坂46に改名)に2期生として加入。グループにとっては、メンバーの卒業セレモニーを行うことは初めてとなった。



 日向坂46の2期生・渡邉美穂(22)が28日、東京国際フォーラムホールAで卒業セレモニーを開催。この日をもって5年弱のアイドル活動を終え、今後は夢だった演技の道へ歩き出す。


 2017年8月、けやき坂46(ひらがなけやき=19年2月に日向坂46に改名)に2期生として加入。グループにとっては、メンバーの卒業セレモニーを行うことは初めてとなった。



 アンコールで、パステルブルーの肩出しドレス姿で登場。アイドル人生を振り返り、涙ながらに感謝を伝えた。


〈以下、卒業スピーチ全文〉


 こうして卒業セレモニーを無事に迎えられてうれしく思います。会場に足を運んでくださった皆さんも配信をご覧の皆さんも本当にありがとうございます。


 卒業を発表してからずっとこの場で何を話そうかな、最後におひさま(ファンの総称)の皆さんを目の前にして、どんなことを伝えようかなって何か月も考えてきたんですけど、伝えたいことがありすぎて。全然決まらなくて。結局、この場に立っていろんな楽曲を披露してきて、今素直に感じることを伝えるのがいいと一番私らしいかなと思うので、この場で伝えたいと思います。


正直、ずっと実感が湧かなくて。今この瞬間もあれ、私、卒業するのかなって思うくらい、なんか信じられない。それくらい日向坂46というのが私の人生の一部になっていて。それがこれからなくなるのは全然想像できない。でも、それって寂しいなとも思うけど、幸せだなとも思う。メンバーは本当に家族みたいな存在で、メンバー以外にもいつも支えてくださる方々だったりおひさまの皆さんも私にとってとても大切です。そんな人たちに囲まれて、今この場を迎えられて本当に幸せだなって思います。


私は入った時からしっかりしてる人とか、スポーツ少女とか思われがちで。自分もそう徹してきたんですけど、実際には繊細ですごく弱い部分もあったし、それをすべて包む込んで受け止めてくれる人たちが周りにはたくさんいて。この5年間でアイドルとしてはもちろん人間としても、大きく成長させてもらえたなと思います。


 この5年間活動していく中で、必死に駆け抜けていくと自分が今、どういう状態で周りからどう見られてるのかなとか、すごく悩んだんです。あまり成長できてないんじゃないかなとか、皆さんの期待に応えられてないんじゃないかなと思うこともあったし。楽なことばかりじゃないので、いっぱい悩んだりもしたんですけど、その中で自分って誰かのためになれてるのかなとか、すごく悩んだんですね。でも、4月3日に卒業発表してから、自分の思ってる以上に…いろんな人から愛を与えてもらえて…。自分ってこんなに愛されていたんだなって、初めて知りました。


ライブごとに成長した姿を見せてくれるのかなって楽しみにしています。


 そして、同期の2期生は…本当に個性豊かな子たちばかりで。みんな優しくてすごく面白くて私は大好きです。5年前よりみんなの背中がすごく大きく見えて、こんなに大きくなってたんだなって感動したし。同期の全員に囲まれて卒業できるのもよかったなって思います。


 やっぱり一番感謝を伝えたいのは、おひさまの皆さんですね。皆さんがいなかったら今の私はいない。皆さんの何気ない一言が私を勇気づけてくれたし、「寂しいけど美穂ちゃんの幸せを願って送り出すね」とそう言ってくれるファンの人がいるって、私は本当に幸せだなと思います。私を見つけてくれてありがとうございました。好きって言ってくれて、ありがとうございました。本当に5年前、ひらがなけやきのオーディションを受けてよかったなと思います。


 私は卒業したら、おひさまになれるし、外からグループを見たことが一度もないので、違った景色からグループを見れるのは楽しみだなと思います。私は本当にグループが大好きで、メンバーが大好きで、絶対絶対みんなには幸せになってほしいです。共にいろんなことを乗り越えてきた仲間たちを、私はこれからの人生もずっと応援しています。そして、私は違った道を自分の足で歩き始めますが、なりたい自分になって、また皆さんと違った形で会えることを楽しみにしています。


 長くはなりましたが、ここらへんで締めさせていただこうと思います。本当に5年間、ありがとうございました。


#日向坂46 #渡邉美穂 卒業式 THEATER MILANO-Za 6月24日