恋に溺れたい海賊王 -8ページ目

恋に溺れたい海賊王

只今 恋に落ちた海賊王,戦国BASARA,銀魂に激はまりしております

こんな管理人ですが、絡んでいただける方、お待ちしております










【21】



朝比奈

「何やってるんですか?早く食べに行きましょうよぉー!」

「わたし、お腹ペコペコですっ!」


西園寺

「そういえばそうね~~」

「じゃあ行きましょうか」


●●

(た、たすかった…)


こうしてヒナちゃんに、半ば強引に宴会場へと連れてこられた。


●●

(ヒナちゃん、助けてくれたのかな?)


ヒナちゃんの方を見ると、ちょっと首をかしげてニコニコしている。


●●

(……まさかね?)


「おう、牧野たちも来たか」


窓際で何やら、久流さんと話していた梶さんが

私たちに気づいて、手を上げた。


「今準備が始まったところだ」


仲居さん達が食事の準備で慌しく動き回っている。


「おれ、ハラ減って死にそう……」


●●

(梶さんったら、ヒナちゃんみたいな事言ってるよ)


いつもと変わらない様子の梶さんに、気持ちが和らいだ。


西園寺

「もうそろそろ始められるみたいねっ♪」

「……って、あら?」

「キングはまだ来てないのね?」


黒崎さんの姿を探すけど、見当たらない。



【22】



●●

「そうみたいですね」


朝比奈

「お部屋に居るんじゃないですかぁ?」


●●

「黒崎さん……」



選択肢


1 私が呼びに行って来ます (黒崎)


2 そのうち来るんじゃないですか? (久流)


3 私もお腹が空いたな…… (梶)←これ



そう口にすると、ますます空腹感が強くなってくる。


ついに、お腹の音が盛大に鳴った。


西園寺

「呼びに行った方が早いわね」

「……牧野ちゃんっ!」


●●

「わかりました」


西園寺

「キングのお部屋は分かるかしら?」


●●

「どこでしたっけ?」


西園寺

「『りんどうの間』よ」


こうして私は黒崎さんを呼びに、『リンドウの間』へ向かったーー



【23 ノーマル】



●●

「黒崎さーーん」


●●

(居ないのかな?)


廊下の前で黒崎さんに声を掛けたが、返事が無い。


ちょっと迷ったけど、中に入ることにした。



●●

「入りますよ?」


部屋の中は薄暗く、人の気配が感じられなかったけれど

寝室に足を踏み入れた時ーー


●●

「あ……」


窓から差し込む灯りが、布団に横たわっている黒崎さんの姿を照らし出した。


足音を立てないように、そっと近づいて顔を覗きこむ。


●●

(寝てる……よ、ね?)


●●

「綺麗な顔してーーっ?!」


呟きかけたその時。

強く引き寄せられ、頬に吐息を感じた。


黒崎

「何をしてるんだい、●●?」


●●

「黒崎さん…っ!」

「起きてたんですか?」


黒崎

「誰も寝ているとは言ってないよ?」


●●

「そりゃそうですよ!寝てたら、寝てるなんて、言えませんもの!」


意地悪い笑みを浮かべる黒崎さんに、思わず声を荒げてしまった。


●●

「……夕飯の時間なので、呼びに来ました」


黒崎

「そう、ありがとう」




【23 EXシナ】




●●

「………」


黒崎

「………」


沈黙が流れた。


黒崎さんが動こうとしないものだから

わたしも見つめられたまま、固まってしまった。


視線が合ったままで、居たたまれない。


黒崎

「人の寝込みを襲おうなんて…」

「●●も意外と、大胆なんだね?」


●●

「!?」


突然、沈黙を破ったその言葉に、一瞬あたまの中が、真っ白になる。

反論しようと思ったけれど、うまく言葉が出て来ない。 

……ますます頭が、混乱してしまう。


●●

「え……っ、と…」


黒崎

「…じゃあ、●●の期待に応えてあげるよ」


そう言ったかと思うと、布団に身体を押し付けられ、黒崎さんが覆いかぶさって来た。


●●

「……っ!!」


唇に生暖かいものが触れたかと思うと

それは柔らかく蠢き、口の中に侵入して来る。


●●

「んぅ……」


口をこじ開けられ、黒崎さんの舌に追いかけられ。


逃げようとしたけれど、いとも簡単に捕まってしまった。


●●

「……っ!」


なぶられ、吸われ、絡め取られ


黒崎さんの、されるがままだ。


●●

「……っ、ん…」


息苦しくて意識が朦朧として来た頃。

脚にひんやりとした空気が触れ、急速に意識が引き戻された。


●●

(……!)


黒崎さんの手が浴衣の裾を捲り上げ、晒された太ももを撫でている。


その手が、だんだん上に伸びて来て。


私の弱い部分をかすめて撫でた。


●●

「……っあ!」

「…黒崎、さ、ん……っ!」


黒崎

「………」


身体を捩って、なんとか拘束を逃れ、精一杯、叫んだ。


●●

「や、……やめて下さい!」


黒崎

「……なぜだい?」

「夜這いに来たのは、●●だろ?」


●●

「……っ!」


全身が、カッと熱くなる。


●●

「ち、違いますっ!!」


黒崎さんは、わたしの反応を楽しんでるようだ。


そう思ったら、悔しさと、恥ずかしさで、じわりと涙が溢れて来た。


黒崎

「……ふふ…」


しずくが伝う頬に、黒崎さんの舌先が触れる。


涙のあとをなぞるようにそれが這い。


やがて目尻に到達すると、唇が押し当てられた。


●●

「……ん」


黒崎

「………では、行こうか」


力の抜けた身体を黒崎さんに抱き起こされる。


この気分のまま、宴会場に行くのは、気が重かった。


●●

(でも、行かなきゃ……)


遅くなったら誰かが様子を見に来てしまう。


そうなったら……


そう考えると、しっかりしなくては、と、自分自身に活を入れた。


黒崎

「さあ、どうぞ?」


黒崎さんが差し出した手に、躊躇いながらも自分の手を乗せた。



【24】



黒崎さんと一緒に、宴会場に行くと。

みんな待ちかねていたようで、不満の声が飛んできた。


朝比奈

「あ、やっと来ましたよぉ~~」


「いつまで掛かってんだ?」


久流

「全く………何をしていたのやら」


●●

「すいません」


西園寺

「ほら二人とも、お座りなさいなっ」


西園寺部長に促されて、席に着く。


西園寺

「さ、みんな揃ったところで! カンパイといきましょーーっ♪」


全員

「カンパーーーイ♪」


挨拶が終わったと同時に、梶さんとヒナちゃんが

ものすごい勢いで、料理にガッつく。


●●

(…よほどお腹が空いてたのね…)


地元で取れた、新鮮な食材を使用した料理がずらりと並ぶ。


●●

(こんなに…食べきれるかな…)


西園寺

「ほらっ、牧野ちゃんも!」


●●

「あ、本部長!」

「わたしも、お注ぎします!」


西園寺部長とお酒を酌み交わし、話しをしていると

ヒナちゃんや梶さん達も、加わって来た。


「本部長! もちろん今日は、無礼講、ですよねっ!」


西園寺

「リョウちゃんは、ハメを外しすぎちゃダメよ?」



【25】



ドンちゃん騒ぎの宴も、中盤に差し掛かり

みんないい感じに出来上がってきた。


●●

「全部は食べきれないな……」


さすがにこの量は、無理だった。


ヒナちゃんも苦しそうにしている。


朝比奈

「ハンサムぅ~~! 消化剤くださいっ!」


久流

「……仕方がありませんね」


渋い顔をした久流さんが、白い粒を差し出した。


●●

(……やっぱり消化剤、持ってるんだ)


朝比奈

「ありがとうございますっ!」


●●

(…でも、あれっ? これは、もしかして…)


●●

「ヒナちゃん、待った!」


久流さんが渡した物体を、ヒナちゃんから取り上げる。


朝比奈

「あっ!私の消化剤がァ~~」


●●

「…………」

「……これ、魚の目玉だよ?」


朝比奈

「え?」


久流

「…・・・・…」


●●

(久流さん、顔が真っ赤……)



…と、そんな事があり、宴もそろそろ終わりが見えてきた。


そしてさっきから、私の身体に凭れかかって寝ている人物が居る。





各エンドへ続く。