恋に溺れたい海賊王 -12ページ目

恋に溺れたい海賊王

只今 恋に落ちた海賊王,戦国BASARA,銀魂に激はまりしております

こんな管理人ですが、絡んでいただける方、お待ちしております









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ヒロンの苗字は  牧野










01



わたしは会社の忘年会で、伊豆にある高級温泉に来ていた。


朝比奈

「わーーすごい!」

「こんなトコなんて、思ってもなかったですよ」


●●

「ほんとだね」

「見るからにお高そう……」


朝比奈

「よくそんな予算がありましたね……西園寺部長~?」


西園寺

「ふふふ……」

「アタシの力を見くびるんじゃないわよ!」

「ちょーーとばかし本気を出せば、これくらい、朝メシ前なんだから」


西園寺部長が、得意顔で言った。


わたしとヒナちゃんが感心していると…

久流さんが呆れた様子で、口を挟んだ。


久流

「そんなワケないでしょう」

「まあ、大方予想はつきますが……」


久流さんが黒崎さんに、視線を移す。


西園寺

「あ~~ら、バレちゃった?」


「アキ先輩ですか?」

「…じゃなきゃ、俺らの忘年会に来ないでしょ、」


みんなの視線を集める黒崎さん。

わたしも黒崎さんの方を見ると、優しく微笑み返してくれた。



【02】



黒崎

「この旅館はわたしの知人が経営していてね」


西園寺

「前にキングと、そろそろ忘年会の季節ねぇ~~って話してたら、こうなったワケよ」


今回のことは黒崎さんが、取り計らってくれたらしい。

通りですっごい旅館なわけだ。


朝比奈

「さすがキングですね!」


西園寺

「でしょ~~」

「持つべきものは、「キング」よねっ♪」


久流

「意味が分かりません」


すかさず久流さんのツッコミが入った。

ここぞとばかりに、西園寺部長が黒崎さんの腕に頬を摺り寄せ、濃厚なスキンシップを図っている。

そんな西園寺部長にも、黒崎さんは、意に介する様子もない。


●●

(さすが黒崎さん…)

(大人の対応だな…)


朝比奈

「お部屋も豪華なんでしょうね!」

「2人1部屋と云う事は、先輩と一緒のお部屋ですね♪」


満面の笑みのヒナちゃんが、つぶやく。

すると黒崎さんが口を開いた。



【03】



黒崎

「この旅館は貸切にしてありますよ」

「私も日頃の疲れを取りたいと思いましてね…」


●●

「貸し、切り……?!」


朝比奈

「え!わたし達だけなんですか?!」


黒崎

「だって他人が居ては休まらないでしょう?」

「それに……‥」


黒崎さんは近づいてくると、わたしの耳元で囁いた。


●●

「!?」


黒崎

あなたと二人きりで、時間を過ごしたいしね…」


………。

黒崎さんの行動によって、その場に不穏な空気が流れた。

その発生源は、梶さんと久流さんのようで……‥


梶さんは、わたしと黒崎さんを引き離し

久流さんは黒崎さんを、ジトリと睨みつけていた。


久流

「………」


「アキ先輩……アンタねぇ」


黒崎

「なんだい?」

「言いたい事があるなら、言ってごらん?」


「…………」

「牧野は、オレが連れて歩くんで……」


黒崎

「ほう…」

「彼女はそれで了承しているのかな?」


まさに一触触発、といった雰囲気。

ヒナちゃんだけがニヤニヤしているけれど……




【04】



梶さん、黒崎さん、そして、久流さん…

3人の視線が、わたしに突き刺さる。


●●

(えっ?! わたし……!?)

「えっと……」


選択肢


1 連れて歩くって……久流


2 そんな約束……黒崎


3 ……はい……梶 ←これ




黒崎

「……へぇ…」


「牧野……お前…」


わたしの返答を聞いた梶さんが、照れ臭そうに笑って、ガリガリと頭を掻く。


●●

「だって、わたしが監視しておかないと…」

「梶さん、何をしでかすか分からないじゃありませんか」


わたしはイタヅラっぽく、梶さんに微笑んだ。



【05】



「………」


しゅんとする梶さんを見て、少し言い過ぎちゃったかな、と反省する。


「…そりゃないぜ……」


パンッ! パンッ!

気まずいな、と思っていると、西園寺部長が手を叩いた。


西園寺

「アンタたち、いくら社外だからって、堂々とイチャついてんじゃないわよ!」

「さあさあ、みんな一旦部屋に荷物を置きに行きましょ?」

「アタシ長旅で、ちょっぴり疲れちゃったから、落ち着きたいわ~~」


西園寺部長の言葉で、その場は収まり、ホッとする。


西園寺

「それじゃ、夕食まで自由時間よ♪」

「各自、部屋で休むなり、散歩するなり、好きにしてちょーだい♪」


朝比奈

「温泉に入りたいなぁ」

「先輩、温泉に行きましょうよ!」


ヒナちゃんがわたしに提案してくれたけど、どうしよう……


西園寺

「いいわねえ~~温泉!」


黒崎

「ここは源泉かけ流しですよ」

「内風呂も露天風呂もありますから」


「……露天風呂か……」


黒崎さんの言葉に、素早い反応を見せた梶さんは…

口元に手を当てて、何やら一人でブツブツと言っている。


西園寺

「ちょっと、リョウちゃんっ! 分かってるでしょうね?」



【06】


西園寺部長に、なぜか梶さんはビクっとする。

そして、腕を組んで仁王立ちしている西園寺部長に、ゆっくりゆっくりと顔を向けた。


「は、はい……?」


西園寺

「アタシのハダカは高くつくわよ?」

「覗いたら承知しないんだから!」


「だ、誰がそんなおぞましいもの……」

「頼まれたって、お断りします!」


西園寺

「まあ! そんなこと言って…」

「今、いやらしい事、考えてたでしょっ!」

「アタシの目は、誤魔化せないわよっ!」


●●

(…始まっちゃった……)


西園寺部長と梶さんのやり取りを見ていたら

誰かに肩を引き寄せられた。


●●

「あっ……」


久流

「バカはほっといて、行きましょう」


久流さんは自分の荷物とわたしの荷物を片手に持ち

もう片方の手で、私の肩を抱く。


わたしは久流さんに押されるようにして、歩き出した。


●●

「いいんでしょうか……」


久流

「いつものことでしょう…」


●●

「あれ、ヒナちゃんは…?」

(さっきまでここに居たはずなのに…)




【07】へ、続く