閉じ込める想い①(シン×主人公) | 恋に溺れたい海賊王

恋に溺れたい海賊王

只今 恋に落ちた海賊王,戦国BASARA,銀魂に激はまりしております

こんな管理人ですが、絡んでいただける方、お待ちしております




揺り椅子に座り、本を読んでいるリュウガのその膝の上に
腰に腕を回され、抱きしめられる格好で、○○が少しイライラしながら椅子と共に揺れていた



「船長・・・・そろそろナギさんのお手伝いに行かないと・・」

「まだ、駄目だ・・・・」



本から目を離す事なく言うリュウガに、○○のイライラはさらに募っていく



「ああ‥ッ!!もう、船長!!いい加減、離して下さい!」



とうとう痺れを切らせ、腰に回された手を解こうと必死に腕を引っ張るが…
ますます引き寄せられてしまう。

暫くすると、リュウガはパタリと本を閉じた



「仕方ねえな‥」

「もう、早く。ナギさんに怒られちゃう」

「ハハハッ、何いってんだ?まだ行かさねえよ」

「・・え?」



戸惑う○○を横目に

リュウガはテーブルに本を置くと、腰に回した腕に力を込めて、シャツの隙間から手を滑り込ませた



「・・!!!ちょ、ちょっと船長、どこ触ってるんですか!」

「ん?もう少し」



さらに奥へと滑り込ませ、下着をずらすと、柔らかな胸をゆっくりと揉みはじめる。



「ちょっ、ヤダッ、船長!手、抜いて」

「ハハッ、そう暴れんな」

「ああっ・・もう、ヤダッてば」



膝の上で、リュウガに胸を揉まれながら暴れていると
トントン……
不意にドアがノックされ、ガチャリとそれが開いた



「シンです。船長、航路の事でお話……が」



部屋に一歩、足を踏み入れると、シンは二人の姿を見て固まった。が、
すぐにすました顔に戻る



「お邪魔でしたか?船長」

「ハハハッ・・、まあ良い。入れよ、シン」



リュウガの手が一瞬緩むと、○○は慌ててその手を振りほどき、膝からぴょんと飛び降りた



「じゃあ、もう行きますからね」

「ハハッ、しかたねえな。ま、行ってこい」



○○は恥ずかしさのあまり、真っ赤な顔でドアまでくると



「・・・シンさん、ごめんなさい」



その顔を俯かせ、シンの横を通り過ぎて、階段を駆け下りていった

その背中を見つめながら、シンは静かに扉を閉じた





―――夕食時



食事をする手があまり進んでいないシンに、ソウシの目がとまる



「シン、顔色がよくないね、大丈夫かい?」

「ええ、・・大丈夫ですよ、ドクター・・・」



どことなく元気がないが、いつもと変わらない表情のシンに、ソウシは『そうかい?』と言いながら心配そうに見つめていた

そんなシンの様子を見て、ハヤテがシンの皿に手を伸ばす



「なあ・・シン、それ、いらねぇなら俺にくれよ」

「ハヤテ!てめぇ人のモンにまで手だすんじゃねえ」



シンの皿からハムを横取りしたハヤテの頭に、ナギが拳を振り下ろす。

ゴチン――



「痛ってえよ、ナギ兄」



叩かれた頭をさすっているハヤテを、シンは、ジロリと睨むのだが・・・

フゥと大きく溜息をつくと、ご馳走様と言って席を立った

そのままキッチンを出て行くシンの背中を、みんなが心配そうに見送った




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「シンさん・・、具合、大丈夫ですか?」


薄明かりの中。舵を握るシンの元に、○○が心配そうに駆け寄ると、シンは溜息混じりの顔を向ける



「お前、ドクターにでも頼まれたのか?」

「えっと、ソウシ先生にも頼まれましたけど。私も心配だったから・・・」



普段、シンに睨まれる事の多い○○は、おどおどしながら近づくと、心配そうに覗き込んだ


その顔をちら、と見て、シンはフッと笑うと、また、真っ直ぐ舵に向き直り、暗い海に目を向ける



「お前とは体のつくりが違うからな。少々のことでは、なんともない」



いつもと同じ、冷たい顔をしているが。
幾分か、いつもの迫力がない。

その様子に、○○は、いきなりシンの頭を両手でつかむと、そのまま引き寄せ、その額を自分のそれにくっつけた



「お・・おい!お前・・何を・・・」



真っ赤になって焦るシン。
それを横目に、○○はシンのおでこが、思いのほか熱かったことに驚く



「シンさん、すごく熱いですよ。私、ソウシ先生呼んできます」

「・・・・待てッ」



慌てて駆け出した○○の腕を、
シンは後ろからぐっと掴むと、自分の方に引き寄せた

急に引きとめられ、心配そうに見上げる○○に、シンが呆れた顔を向ける



「たく、大丈夫だと言っただろ。それにもう少しで航路に乗る。それまでは、ここを離れるわけにはいかないからな・・・」

「でも・・シンさん・・」



それでも・・・・と、心配そうに覗き込んだ○○のほっぺを、シンがぎゅっと指で摘む



「・・・イッ・・・イタタタタ」



摘まれたほっぺが離されると、涙目でさする○○だったが。

それでもやはり・・・シンの熱が高いことが気になって、立ち尽くしていた

その顔を見て、シンが呆れたように、溜息をつく



「お前に心配されるようじゃあ、俺もおしまいだな」

「でも、シンさん、すごい熱が」

「そんなに心配なら、ドクターに薬でももらってきてくれ。それを飲んで寝りゃあ、すぐ直る」

「そうですか?・・じゃあ、私、もらってきますね」



心配そうに見つめながら、○○は仕方なく医務室に向かって駆けて行く

その後ろ姿を見つめながら、シンはほんのりと口元を緩めた




暫くすると・・・・ソウシからもらった薬と水の入ったグラスを持って、○○がまた、駆け寄ってきた



「シンさん、ソウシ先生が医務室に来ないから怒ってましたよ」

「ああ、すまなかったな」



シンは、薬とグラスを受け取ると
一気に口に放り込み、飲み干した

飲み終わると空のグラスを○○に渡し、再び舵を握り始める。

その姿を見て、○○の表情が曇っていく



「シンさん、航路にのったらソウシ先生に診てもらって下さいよ」



少々、怒り気味に顔を覗き込む‥
○○の頭を、シンは、わかった、わかったと言いながら、ポンポンと叩く・・・・と。



「船長が待っているんだろ?さっさと部屋へ戻れ」



肩を掴んで部屋の方に向きを変え、ポンとその背中を押した。


○○は弾かれたように前へ飛び出すと、クルリとシンの方へ振り返った



「じゃあ、シンさん、約束ですからね」

「ああ・・・早く行け」



何度か振り返って、渋々部屋へ戻っていく後ろ姿を、シンはジッと見つめていた






―――――翌朝



朝食の時間になってもキッチンにあがってこないシン


○○は心配になって船底にある、シンの部屋ノックした


「……シン、さん?」
「……」


しかし、中から返事がない。

○○は少しドアを開け、そっと中を覗いてみた。



「シンさん?はいりますよ」



声をかけながら、ベッドを見ると、そこに未だ横たわっているシンが。

慌ててベッドへ駆け寄ると、シンは、ほんのり頬を染め、浅い呼吸を繰り返している



「シ・・シンさんッ」



少し揺すぶって声をかける。
けれど、浅い息を繰り返すだけで、目を覚まさない。

慌てて、おでこをあててみれば、かなり熱い事が分かった。



「やだ…どうしよう。シンさん、すごい熱」



○○は、慌てて部屋を飛び出すと、階段を駆け上がり、キッチンへソウシを呼びに向かった