2022 春 鯵ヶ沢港600K地区ナショナルレース | しぶろぐ

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明るい生き物マニアの生態系

不定期連載企画第8弾

 

レース鳩エメリ8エンコ

 

~ロフト海峡の津軽海峡武士道~

 

第13話

 

4月14日 

 

いよいよ鯵ヶ沢港600K地区Nレースが行われました。

 

 

後ろに居るデニム・レッドマンなダンディが

 

立ち合いのSとざきさん。

 

本人の名誉の為に、

 

Sとざきさんは中止したほうがいいと

 

諭していました。

 

結果論でなんでこんな日に飛ばしたと

 

言われますが、

 

細かいいいわけは省略

 

それでも

 

うちの鳩は絶対還る。

 

と自信とプレッシャーの狭間で

 

過ごした4日間でした。

 

 

4日目までに

 

当舎25羽中10羽が帰還してくれました。

 

よく還って来てくれました。

 

感動。

 

今となれば19日まで待つべきだったとか、

 

あと1日早く天気予報が変わってくれていればとか、

 

好条件な日が見つからないまま

 

日程が迫っている中

 

いつやるんですか?いつやるんですか?

 

と、まーとにかくしんどかったなぁ・・

 

帰還地の午後からの多少の雨も

 

覚悟で

 

気圧配置と追い風

 

現地晴れの条件だけ頼りに

 

6時放鳩~。

 

14時には帰還するだろう

 

と踏んだのですが、

 

結果は失敗。

 

帰りの道中は新潟までは

 

天気も持ってくれて

 

いたのですが、

 

夕方糸魚川まで戻ってくると

 

本降りの雨プラス

 

すごい濃霧。

 

コレは予想外でした。

 

帰ってウニコンを確認すると

 

キカンゼロ

 

外はもちろん本降りの雨で

 

『終わったな』と。

 

翌日も雨がパラつき

 

あーあ、な天気、

 

朝は9時までぐっすり寝て

 

起きて事務所で一服して

 

種鳩の餌やりに鳩舎に居たところ

 

なーんか今トラップの音が

 

したような?

 

いちお確認と

 

選手部屋を開けると

 

 

『おぉぉぉぉぉぉ!!』

なんと、1羽還ってくれました!

 

てっきり日本海に海ポチャして全滅かと

 

思っていたので、

 

マジでバビりました。

 

その後に雨の中、成鳩も1羽還り、

 

『コレは還るぞ!』と

 

気を持ち直し、

 

記録範囲の4日目まで待つコトに。

 

けっこく

 

2日目に4羽

 

3日目に6羽

 

合計10羽帰還

 

帰還率4割となりました。

 

快晴で逆風高温レースで2割。

 

どっちもどっちだな。

 

思っていたのと違ったケド、

 

『うちの鳩は絶対還る』

 

コール・デ・ハイデのように

 

私を信念の男にさせてくれました。

 

鳩たちに感謝。

 

仮想海峡レースの

 

訓練と位置付けていたのですが、

 

回復と調整が間に合うかな?

 

やれるだけやって

 

持ち寄りのときダメなら

 

今年は見送ろう。

 

興覚めして

 

半分投げやりになっていたのも事実

 

判断力も鈍っていたので

 

猛烈に反省します。

 

でも、けっこー凄いことやったよねボク。

 

 

嗚呼、もう行きたくない