善悪の報に三時あり、

一者順現報受、

二者順次生受、

三者順後次受、

これを三時という、

仏祖の道を修習するには、

其最初より斯の三時の業報の理を効い験らむるなり、

爾あらざれば多く錯りて邪見に堕つるなり、

但邪見に堕つるのみに非ず、

悪道に堕ちて長時の苦を受く。

 

善悪の行いと報いには三つある。

一つ目は今生の行いの結果が今生で現れること、

二つ目は今生の行いの結果が次の人生で現れること、

三つ目は今生の行いの結果が更に後の人生で現れることである。

仏の道理を習い修め際には、
最初にこの三つの因果の道理を学ぶのである。

そうでなければ多くの場合は誤って間違った見識に陥る。

ただ間違った見識に陥るばかりでなく、

悪道に陥り長い間、苦を受けることになる。