こんにちは。


「10年20年のお付合い」の
超インドア派住宅リスクバスター福原です。



大きな失敗や後悔(=リスク)を根絶した、
マイホーム取得・不動産活用の「ワザ」を、
できるだけ、わかりやすく伝えてまいります。





熊本の地震、
あらためて自然の怖さを思い知らされます。






今回の最大震度となった「震度7」は、
今の建築の「耐震等級」にとって、
ある意味基準となっている数値です。



現在の建築基準法の
最低基準をクリアすると、
耐震等級1がクリアしていることを意味します。



そして、


その等級1というのは、
「震度7の地震で倒壊しない」
ということを想定しているのですね。



耐震等級2は、その1.25倍
耐震等級3は、その1.5倍の
強度を示しています。



しかし今回、かなりの数の建物が倒壊し
被害者のほとんどが窒息だったという
痛ましい報道も出てきております。



おそらく現在の基準よりも
以前に建てられた建物なので、
耐震機能が不十分だったものと思われます。



本来、家族の安全と健康を守るべき住宅が、
凶器と化してしまうのが
何とも残念でなりません。



とにかく、多くの人が、
今の困難な状況からいち早く解放されて、



1日も早く復興できる日を
願いたいと思います。



   *




親御さんの土地やお金の援助
を得て、
マイホームを建てる計画をすることについて」




ここ最近は、
親御さんからの
お金の援助について
書いております。




あなたが、親御さんの「お金」を用いて
マイホームを手に入れる場合には
3つの方法があります。



この3つにはそれぞれ
メリットデメリットがありますので、



そのあたりを見極めたうえで、
えらんでまいりましょう。




今日も、前回に引き続き、
「1.親御さんからお金をもらう」
の3つの注意点についてです。



3つの注意点というのは、
前々回、前回申し上げましたが、





1.贈与税の非課税について、確定申告を忘れない。
2.お金をもらうタイミングを間違えない。
3.親子・兄弟間で「贈与」の了解を得る。


と、なりますが、


そのうちの、


3.親子・兄弟間で「贈与」の了解を得る。


これは、とても単純なことではありますが、
実は最も重要なんです。



なぜでしょうか?



家族間のコミュニケーションが、
日頃から重要なのは言うまでもありません。



しかしながら、



「親御さんから住宅資金をもらう」ということは、
どちらかというと法的・権利的な意味で
「最も重要」なのです。



ここで言う「最も重要」の意味とは、
それは・・・



・・・・・
・・・・
・・・
・・




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住宅資金をもらうことは、
=財産分与の一部を前倒しにする。
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という意味になるのです。



住宅用のお金ということは、
親御さんのお金をもらうことになるケースが
決して少なくありません。



百円単位・千円単位のレベルではなく、
場合によっては、十万・百万単位以上の
お金をもらうこともあります。



それは、長い目で見れば、
親御さんの財産(遺産)の一部を、
あなたが前倒しで使うという意味になるのです。


そして、



それは、あとから返却したり、
ないことにしたりすることはありません。



そうすると、
法制面・税制面のメリットが
ほとんど失われてしまうからです。



なので、



もしもあなたが、住宅用のお金を、
親御さんからもらうつもりであるのならば、




きちんと親御さんやご兄弟に、
「贈与」の法制上のシステムを
きちんと説明したうえで、



財産の一部を、前倒しでもらうことを
周知徹底のすることを、



あなたのマイホーム計画の
1ページに記すことをおススメします。



それでは。